東京電力「天下りもするし東電病院も売らないけど原発の賠償金は税金で払ってくれ」 → もちろんネットでは批判の声殺到



6月27日に行われた東京電力の株主総会。

総会には数千人の株主が集まり、そのなかでも筆頭株主である東京都代表の猪瀬副知事らが東京電力に対し、経営コストの削減や「電気料金の情報開示」、「天下りの廃止」、「東電社員のみ利用できる”東電病院”の売却」などを提案したがどれも否決。株主の怒号が飛び交ったようだ。

そこで東電の国有化については可決されたのだが、「国ぐるみで国民から搾取するのではないか」という不信の声もインターネット上ではあがっている。


また、NHKのインタビューに対して廣瀬直己社長は「ばく大なお金になると予想されるもの(賠償や廃炉の費用)を全部、負担していくのは無理で、何十年にもわたり負担するだけの会社になってしまう」と語った。原発の近くに住んでいた住民を、何年にもわたって帰宅できなくしているのに、責任感は無いのだろうか…。

もちろんこの発言に対してもネット上では批判の意見が殺到。インターネット掲示板では、以下のような怒りの声が多数投稿されていた。
 

「言い換えると国民も賠償金出せってか どんだけ厚顔無恥なんだよ」
「責任取れないなら事業やめろよ。利益は自分のもの、損失は国民のものとか通用するわけないだろ。」
「ふざけるな もう東電なんかいらねえつぶしちまえ」
「一部どころか既に現段階で、国が投入した資金の方が、東電が出した金よりはるかに多くなってるんだが。」
「日本の国土をこれだけ汚染しといてどの口で言ってんだよ いいからさっさと廃炉にしろ」
「津波でご両親を失い独りぼっちになってしまった子どもだっているんだぞ。何を甘ったれたこと言ってるんだ東電は。感覚が大幅にずれてるだろ。」
「事故っても賠償できないなら原発やめろや 頭おかしいのか?」
「今までぬくぬくと甘い汁吸うだけだったから、頭おかしくなってんだろうなぁ。」
「税金で稼働費用以外(後始末代)は全部出してるから原発は電力会社にとっては経済的なんだろうよ」
「えぇ?ボーナスあるのに無理って?努力してるー?」
(インターネット掲示板より引用)
 

インターネット掲示板のユーザーたちも、東京電力の大甘な企業体質にかなりの怒りを覚えているようだ。

このような大惨事を起こしても天下りもできて社員にボーナスが支払われ、電気料金を大幅に値上げし更に国民が払った税金から賠償金が支払われるといって納得できるという人はまずいないだろう。

実質国営化となり、今後東京電力は変わっていくのだろうか。いまのところネットでは東京電力に対する批判の声が止みそうにない。





<RocketNews24 記事より>