驚くべき自然の気まぐれ、一度は見てみたい10の自然現象



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 自然は時として気まぐれで、時として人知を超える壮大なる現象を発生させる。めったに見ることはできないが、遭遇したら四つ葉のクローバーよりもラッキーになれそうで、その後の人生をドラマチックに変えてくれそうな、そんな一度は見てみたい10の自然現象が特集されていた。


1.オーロラ
極域近辺に見られる大気の発光現象。太陽からは「太陽風」と呼ばれるプラズマの流れが常に吹きつけており、これにより地球の磁気圏は太陽とは反対方向、つまり地球の夜側へと吹き流されている。太陽から放出されたプラズマは地球磁場と相互作用し、複雑な浸入過程を経て磁気圏内の夜側に広がる「プラズマシート」と呼ばれる領域を中心にたまる。このプラズマシート中のプラズマが何らかのきっかけで磁力線にそって加速し、地球大気(電離層)へ高速で降下することがある。大気中の粒子と衝突すると、大気粒子が一旦励起状態になり、それが元の状態に戻るときに発光する。これがオーロラである。
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2.乳房雲
底からこぶ状の雲がいくつも垂れ下がっている状態のこと。その形は乳房、泡などとも形容される。巻雲、巻積雲、高積雲、高層雲、層積雲、積乱雲に現れる。
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3.赤潮の波
プランクトンの異常増殖により海や川、運河、湖沼等が変色する現象である。水が赤く染まることが多いため「赤潮」と呼ばれるが、水の色は原因となるプランクトンの色素によって異なり、オレンジ色、赤色、赤褐色、茶褐色等を呈する。波が赤く染まるその景色は美しいが、不吉さをも感じ取れる。
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4.逆さ虹
大気中の氷の粒で太陽光が屈折することにより、虹のような光の帯が現れる現象。非常に稀な現象で、太陽高度が58度以上で雲の中に六角板状の氷の結晶があり、結晶が底面を水平にして落下姿勢を保つときにのみに見られるという。
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5.月虹
夜間に、月の光により生じる虹。光が弱いために色彩が淡く、虹が七色ではなく白く見えることから、白虹(はっこう)とも呼ばれる。
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6.カプチーノコースト
アフリカ、ケープタウンの海岸に大量の泡が押し寄せる自然現象。ても稀な現象で、一説には、海の中の塩分や化学物質、死んだ植物、腐敗した魚と海藻の排泄物のようなものなどの海の中の不純物が激しい嵐によりかき混ぜられ、うまい具合に調合され発生すると言われているんだが、正確にはわかっていない。
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Cappuccino Sunday



7.ペニテンテ
標高4000メートルを超える高山では、数メートルほどの鋭くとがった氷塔が無数に形成されることがある。この自然現象はペニテンテと呼ばれ、太陽によって溶け出した氷や雪が、強風にあおられてこの様な形になるそうだ。
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8.妖精の火 フォックスファイアー
ある生物の種によって作成された菌類腐敗木材中に存在する青みがかった緑色の発光。
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9.太陽柱
大気光学現象の一種であり、日出または日没時に太陽から地平線に対して垂直方向へ炎のような形の光芒が見られる現象。太陽の高度が高い場合は、反射を起こす氷晶を含む雲が地平線よりも下になければ、この反射光を見ることはできない。このような条件は飛行機や高山などに限られる。そのため、太陽柱が見られるのは、通常、日出または日没時のみである。
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10.バンファイパヤーナーク
タイ東北部のノーンカーイ県およびウボンラーチャターニー県、ラオスヴィエンチャン県のメコン川上で見られる火の玉現象。火の玉は水面からすぐに数百メートルまで上昇し消える。火の玉は赤みを帯び、大きさは火花のようなものから最大バスケットボール大まで様々である。
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Naga Fireballs, Nong Khai, Thailand, 14 Oct 2008





<カラパイア 記事より>