なんぞコレ!? 宇宙から降ってきた「銀の玉」に地元民騒然



音史のブログ-spaceball



ブラジルのとある村で、宇宙から謎の物体が飛来し、地元では大騒ぎとなっている。その物体は直径約1メートル・重量30キロの銀色の球体で、爆音と共に地面に衝突したという。幸いけが人はいなかったとのことだが、家屋の一部を損壊し、地面に大穴をあけたそうだ。これは一体何なのだろうか?

謎の球体が飛来したのは、ブラジル東部のリアーショ・ドス・ポルコスという小さな村だ。第一発見者のホセ ・バウディール ・メンデスさんは、2012年2月22日午前6時に、戸外の爆音を聞いた。何か恐ろしいことが起きていると感じ取った彼は、妻に戸外に出ないように命じた。そしてしばらく様子をうかがった後に、確認に出かけたのである。

するとそこには、銀色の球体が。飛来した際にメンデス家の一部を損壊し、カシューの木を倒壊させ、地面に大きな穴をあけたという。しかしけが人はなかったそうだ。球体の噂は瞬く間に近隣の町にも広まり、見物客があとを絶たなくなった。

どうやらこれは打ち上げられたロケット、もしくは衛星の部品と見られている。実は2011年12月にナミビアに、重量約6キロの金属球が飛来した。これはヨーロッパで打ち上げられたアリアン・ブースター・ロケットから離脱した燃料タンクであったことが、専門家の調べで明らかになっている。

また、米コロラド州でも球体の落下が確認されている。そして今回も、やはりロケット・衛星部品ではないかと見られているのだ。ちなみに公開された動画を見ると、現地の人々は恐れることなく球体をいじくり回しているのだが、もしも日本で同様のケースが発生した場合には、やたらといじくり回したりしないで、速やかに警察に届けた方が良いだろう。

なお、近年は宇宙ゴミ(スペースデブリ)の問題が深刻化しつつある。ゴミ回収に向けて国際的な取り組みがなされなければ、今回のようなケースが繰り返される危険性もある。できるだけ早く対処して頂きたいものである。


Objeto não identificado encontrado em Anapurus





<RocketNews24 記事より>