砂糖は煙草やアルコール並みに有害!? 専門家らが砂糖摂取の年齢制限などを主張



音史のブログ-砂糖



甘党の人は、心して聞いて頂きたい。一部の専門家たちによると、「砂糖は、煙草並みに人体に有害」だという。さらに彼らは、「砂糖を規制すべき」と主張しており、その規制内容が、甘いもの好きの人、特に子どもたちにとって、なんとも厳しいものになっているのだ。


これは、世界で権威ある学術雑誌のひとつとされる『Nature』で発表されたもの。そこには、肥満や心臓病、癌(がん)、肝臓病など、砂糖を多く含んだ食べ物がもたらす危険性があげられている。

また、砂糖の消費量は過去50年で3倍に膨れ上がり、過剰摂取による肥満は、いまや全世界で栄養失調よりも大きな問題になっているとのこと。その危険性は煙草やアルコールに劣らないというのだ。

専門家らは、患者や子どもたちに、食生活や運動などの指導をするだけでは、もはや効果がないとし、課税や法的規制による策を訴えている。

具体的には、「砂糖が多く含まれるジュースなどには、税金措置によって値段を現在の倍にする」、「ジュースやお菓子などは17歳、もしくは18歳未満の購入を禁止する」、「学校内に置く自動販売機を厳しく制限する」など。

カリフォルニア大学のローラ・シュミット博士は、「砂糖は煙草やアルコールと同等の害をもたらすのに、その規制は十分とはいえず、誰でも簡単に手に入れられます。喫煙場所の指定などが広がっているように、砂糖にも一定の規制を設けることで、摂取制限を促すのが効果的な方法だと考えます」と主張する。

「砂糖の摂取を禁止するというわけではありません。ただ、煙草やアルコールの有害性が認知されているように、これからは、もっと砂糖の危険性を認識するべきなのです」とのこと。

彼らの主張には、反対する専門家たちも多いようだが、みなさんはどうお考えだろうか。今回の発表は、あくまでも研究結果のひとつだが、甘党にとっては気になる問題である。そう遠くない将来、煙草やアルコールと同様に、砂糖を使った食品にも年齢制限などが設けられる時が来るのだろうか。





<RocketNews24 記事より>