アノマロカリスファン胸熱!これまで想定されていたよりもはるかに大きく生息期間も長かったことが判明(米研究)




音史のブログ-アノマロカリス0
全国50万人くらいのアノマロカリスファンの皆様ごきげんよう。そんなアノマたんファンに胸熱の研究結果が舞い込んできたんだ。

 古代の海に生息していた、頭にとげを持つ捕食性の無脊椎動物、アノマロカリス類が、これまで想定されていたよりも、はるかに体が大きく、生息期間も長かったとする米科学者らによる論文が、25日の英科学誌ネイチャーに掲載された。生物の進化において最も興味深い年代に、新たな光を注ぐ研究だとして話題を呼んでいる。

アノマロカリス類はこれまで、劇的な生物の多様化が起こった「カンブリア爆発」(約5億4000万~5億年前)期に、生物界に君臨したと考えられてきた。また、見つかっている化石も最大で長さ60センチ程度だった。

音史のブログ-アノマロカリス1


だが論文によると、新たにモロッコで発見された化石は全長が1メートルもあった。さらに、生息していた時期がカンブリア紀ではなく、それに続くオルドビス紀だったことも分かった。オルドビス紀も同様に、種の多様化が進んだ時代だ。


音史のブログ-アノマロカリス2


 こうした事実から、アノマロカリス類の生息期間が、想定を3000万年も上回ることが明らかになった。アノマロカリス類は、非常に成功した種だったといえる。

 研究に参加した米エール大ピーボディ自然史博物館のデレク・ブリッグス氏は、「現代の海洋動物へと続く有機体は、海の『掃除屋』である巨大な無脊椎の捕食動物(アノマロカリス類)から、早い段階に分岐したと考えられてきた。だが実際は、アノマロカリス類が、かなり最近まで生息していたことが分かった」と話している。

 かなり最近とは言え、現代から見たらはるか遠い昔の話なんだけど、それでもアノマたんに一歩近づけたような気がしてちょっとうれしくなっちゃったニュースだよね。

関連動画:カンブリア爆発時の生物たちのアニメーション
Cambrian Explosion Animals








<カラパイア 記事より>