はくちょう座のペリカン星雲
七面鳥の中に鴨と鶏を詰めて焼く料理ターダッキンのように、宇宙では「白鳥」の中に「ペリカン」が詰められ、生まれたばかりの恒星群の高温で焼かれている。アメリカ国立天文台(NOAO)の施設の1つ、アリゾナ州ツーソンのキットピーク天文台で最近撮影された。
はくちょう座にあるこのペリカン星雲は恒星が形成される巨大な領域で、地球から1800光年の位置にある。星雲内のガスを構成する酸素(青)、水素(緑)、硫黄(赤)の原子が、恒星が放射する紫外線で荷電し、発光している様子がわかる。
Image courtesy T.A. Rector, UAA/NOAO/NSF
<ナショナルジオグラフィック 記事より>