はくちょう座のブラックホール
はくちょう座X-1と呼ばれる連星系の想像図。ブラックホールが近接する恒星から物質を引き寄せている。ブラックホールに落ち込む物質はブラックホールの周囲に円盤を形成し、この円盤が放射する強力なX線が今から50年以上前に初めて観測された。
この有名な連星系に属するブラックホールのより正確な想像図は、先ごろアメリカ国立科学財団(NSF)の超長基線アレイ(VLBA)を構成する複数の電波望遠鏡を使って収集したデータを基に描かれたもの。
このブラックホールは地球から6070光年の距離にあり、質量は太陽の約15倍、1秒間に800回以上回転していると考えられている。
Illustration courtesy DSS and M. Weiss, CXC/NASA
<ナショナルジオグラフィック 記事より>