東欧で1万2000年前の巨大ピラミッド発見か!?



音史のブログ-ピラミッド




世界最古のピラミッドといえば、紀元前2700年に建てられたとされる古代エジプト第3王朝時代の「ジェセル王のピラミッド」だ。階段ピラミッドとしてはもっとも古く、これよりも以前に同様の建物があったかどうかは定かではない。

しかし最近東欧のある国で、それをさらに遡る古いピラミッドが存在するとの情報がある。その国とは、ボスニア・ヘルツェゴビナだ。関係者の話では1万2000年前に建てられたピラミッドだという。つまり紀元前1万年ということになるだろう。歴史的に見れば、中石器時代ということになるのだが、果たして本当なのだろうか?

これは同国中央に位置する、人口1万7000人の小さな町「ヴィスコ」に存在する。地元のアマチュア考古学者は、町にある小さな丘をピラミッドであると主張しているのだ。三角形に切り立った丘は、たしかにピラミッドと言えなくもないのだが、外観だけではその信憑性を疑わざるを得ない。

しかし、実はこの丘の地下に複雑なトンネルが存在しており、これを根拠にピラミッドであると考えているのである。彼らが推定している建設時期は1万2000年前という。

この主張について、実際の考古学者らは異論を唱えている。というのも、当時のヨーロッパ人にピラミッドを建造する技術はなく、また複雑なトンネルを作るだけの能力を持ち合わせていなかったそうだ。したがって、このピラミッド(仮にピラミッドとした場合)の建造時期についてはいまだに不明のままなのである。

だが、この丘は観光客に人気のスポットとなっており、訪れた人は皆一様に満足して帰っていくそうだ。本当はいつ頃、造られたものなのだろうか? 1万2000年前だったとしたら、従来の歴史を覆す大発見なのだが、考古学者たちが飛びつかない様子を見ると、やはりそこまで古くはないということなのだろうか?








<RocketNews24 記事より>