多様な健康被害、チェルノブイリ作業員
原発事故の9カ月後、事故処理の任務を終えたリクビダートル(後始末する人)が医師の診察を受けている。被曝治療を専門とするモスクワの病院で撮影。
複数の国際的研究によると、チェルノブイリの放射線に被曝した作業員達は、不安症状を平均より2倍強く感じていた。原因不明の身体症状や体調の悪化を訴えるケースも多かったという。
数年前には、低い障害者給付金に抗議してハンガーストライキを決行した者もいた。彼らの多くが、慢性頭痛や心臓病、高血圧などの健康問題に苦しんでいる。
<ナショナルジオグラフィック記事より>