現代推理小説を楽しむためには、東野圭吾さんの作品を欠かすことはできないと感じるほど、その存在感は圧倒的なものがあります。


中でも多くの支持を集めている推理小説の一つが、「容疑者Xの献身」でしょうか。
天才数学者でありながら高校で数学を教えている石神が、心から愛するたった一人の女性のためだけに完全犯罪を目論むという推理小説と恋愛小説を混ぜ合わせた作風の中に、登場人物たちのさまざまな人間感情が渦巻いている、読み応えのある作品となっています。


また、この作品はミステリー性を楽しむこと、純愛に心打たれることのどちらも味わえるという特徴があります。
殺人事件が起きていながら、登場人物たちの深い愛情や苦悩が伝わり過ぎて、切ないラストに言葉が出ないといった感想も目立つ、読後感が非常に残る作品です。


「容疑者Xの献身」は、「ガリレオ」シリーズの一つでもあります。
湯川の推理を堪能したいという方は、シリーズで読破をしてみるのもよいかもしれませんね。