皆さん、スポーツは好きですか?スポーツをする、または見るからには正々堂々と戦ってもらいたいものですよね。私は勝負をするのも見るのも好きですが、人生で一度だけ八百長をしたことがあります。スポーツで絶対起きてはならない八百長。それをなぜ起こしてしまった、または起きてしまったのか、説明していきましょう。(結構前から書こうと思っていたのですが、その時の状況を細かく説明するのが面倒だったのと、自分の汚点を晒すことになるので控えていました)
あれはまだ私が中学生の時でした。私はソフトテニス部に所属していました。毎日かったるいと言いながらも、ほとんど休むことなく、そこそこ真面目に取り組んでいました。そんなある日、土日に校内戦をやることになりました。校内戦とは、簡単に言うと、部活内での強さの順番を決めるために行う試合のことです。一番手から八番手を決め、大会に出場するためには八番手以内に入らなくてはいけないのです。そして私が起こした八百長は、この校内戦の日に起きました。
校内戦のルール、仕組みを説明します(だるすぎ)。まず、グループがAからDまでありまして、Aが最もレベル高く、Dが最も低いグループでした。1グループに4チーム(ちなみに1チーム2人のダブルスね)あり、上位1チームが自動昇格(Aグループの場合優勝)、2位は上位グループの3位の対戦し、勝てば昇格でき、負ければ残留となるルールでした(例えば、Bチームで2位だった場合、Aチームの3位と対戦)。ここまで説明すればもうわかるでしょうが、一応説明すると、4位は自動降格。3位は下位グループの2位と対戦し、昇格残留をかけて戦います。テニスに引き分けはないので、純粋に勝利数が一番多いチームが高い順位となり、2チーム並んだ場合は直接対決。3チーム並んだ場合は得失点差で順位が決まります。試合のルールは先に3ゲーム取った方が勝ちというルールでした。なんとなく想像できましたかね?
私はBグループに所属していました。同じグループにはU君チーム、S君チーム、私のチーム、Y君チームがいました。このメンバーについて説明すると、U君チームが一番強く、やる前から1位になることがほぼ間違いないと予想されており、その次にS君チーム、続いて私、Y君チームが最弱で、やる前から誰もが降格が決定していると予想されていたような実力でした。実力の順番を付けるとしたらこんな感じでしたね。
実際にU君チームはBチームの中では最強で、他のチームは全く歯が立たず全勝で1位に。私もU君チームには敗れたものの、Y君チームにはしっかり勝利しました。しかし、番狂わせが起きたのはS君チームと最弱であるY君チームの試合。なんとY君チームが勝ってしまったのです。みなさんは、Y君チームがどれほどの実力か見たことがないので想像できないと思いますが、サッカーで表すと、日本代表がブラジルに3-0で勝つくらいの波乱でした。これにより、Y君は1勝2敗、私のチームは1勝1負、S君チームが0勝2敗となり、最後に私とS君チームが戦うことになりました。
Y君チームが勝ったことにより、色々な可能性が生まれました。まず私の2位が濃厚になったこと。勝てば無条件で2位という状況。しかし一方で、降格する可能性も生まれました(ここでもう一度この校内戦のルールを読むといいかもしれません)。Y君チームがもし負けていれば全敗となり、自動降格が決定しましたが、勝利したため、私とS君チームも得失点差によっては降格となる可能性が出てしまいした。この時の細かい状況は覚えていませんが、私のチームは3-0で負けた場合4位となり降格し、S君チームが2位。3-1で負ければ私が3位になりS君チームが2位、それ以外のスコアだと私が2位で、S君チームが4位という少々複雑な状況でした。まぁつまり、私は圧倒的に有利で、S君チームは絶望的な状況でした。S君チームは勝ったとしても、2失点した時点で4位が確定する状況でしたからね。
普通に戦っても私の降格はまずない。負けたとしても1点でも取れれば3位以上になるのだから。そう思っていました。しかし、万が一完封負けしてしまったら、などと考え出したら不安が止まらなくなり、何度も順位表を確認しにいき、何度も計算を行いました。「降格など誰がするものか。あんなカスしかいないCグループに落ちたら、俺はこの部活で生きていけなくなる!」と、後に八百長をするクズの私はそう心の中で叫びながら、S君チームに八百長の話を持ち掛けました。「この試合、俺が3-1で負けてやる。そうすれば、お前のチームは2位になり、昇格のチャンスを得て、俺も自動降格は回避できる。」と話して交渉を成立させました。私の相方にももちろん八百長について話しましたが、相方はあまり乗り気ではありませんでした。しかし強引に話をまとめ、八百長試合を行いました。顧問の先生も見ていたため、あくまでも真剣にやっているように見せかけ、心の中では笑いをこらえながら必死に負け試合を演出しました。結果、予定通り私は3-1で敗れ、3位となり、S君チームは2位、Y君チームは4位となりました。残留は間違いないと思われていたY君チームにとってはまさかの結果となりました。こうして、まはや真剣勝負でもなんでもない汚れまくった校内戦は終結し、結局八百長がバレることはありませんでした。私はBチームに残留し、8番手以内をキープする結果となりました。
今振り返ってみても、まぁクズすぎますね。バレていれば部活動参加禁止はもちろん、他の部活を巻き込んで集会を開かれてもおかしくてなかったでしょう。たかが部活動とも言えますが、やはり八百長はやめましょう。私は二度と八百長はしないでしょう。もっとも、もうあのような真剣勝負をする機会すらないでしょうが。もう一度あの頃に戻って、真剣勝負をしたいですね。あの日真剣に戦っていた全ての人に謝罪します。ちなみになんですが、Y君はすぐに昇格してきました(たしか)。S君チームがどうなったかはよく覚えてません。
おわり