読む本で、人生が変わる 中谷彰宏

 

 

 

1 自分と違う意見のところに線を引く

 

著者の意見に、同意はしなくとも理解するように努めることで、寛容さが身に付く。

 

登場人物全員が味方の物語は面白くない。

 

また、憎い相手を打ち負かして爽快!は「レベル1」の本の読み方である。

 

歌舞伎のセリフにある、「敵ながらあっぱれ」「その心意気たるやよし」の読み方が、自分を成長させる。

 

著者が広告代理店で学んだことは、何を言われても「その通りですね」と肯定すること。

 

その中で、どう折り合いをつけていくのかを考える。

 

自分とは真逆であっても、「なるほど。そうか。そういう考え方もあるんですね。」と、とりあえず受け入れる。

 

 

 

2 ネットと読書の違い

 

ネット情報の特徴は、「人に話したくなる」こと。

 

対して本から得た情報の特徴は、「自分がやりたくなる」こと。

 

 

 

3 デカルトによる感情の6分類

 

デカルトは感情を、「驚き、愛、憎しみ、欲望、喜び、悲しみ」の6つに分類した。

 

面白いのは、あらゆる感情の最初に「驚き」がきている点である。

 

「驚き」こそ、あらゆる感情の原点であるという考え方は面白いかもしれない。