人生の教養が身につく名言集 出口治明
1 アメリカ人よりもドラッカーを読むはずの日本人
人口比率的に、日本人はアメリカ人よりも3倍の人がドラッカーについての本を読んでいるらしい。
にも関わらず、起業する人の割合は日本が3.7%であるのに対し、アメリカでは12.7%である。
(少し短絡的な結論かもしれないが)つまり、日本人はどれだけ本を読もうが「良いこと書いてあった」止まりで、知識を自分に合った形で修正するなどしておらず、自分の頭では考えていないと言える。
2 エドマンド・バーク(18世紀連合王国政治家兼哲学者)
「年齢の傲慢さは許しがたい」
いい言葉ですね。
全ての会社の机に貼るべきではないでしょうか。
3 リンゲルマン効果とか
働きアリの約2割はほぼ働かない。
そして、「働く働きアリ」と「働かない働きアリ」のグループに分けても、働く:働かない≒8:2になるそう。
経営者など組織の上に立つ人間として心得ておきたいことは、「人は常に全力で働いてくれる」という幻想をなくすこと。
せいぜい30%ほどを出してくれているのだと気づき、それを1年かけて33%くらいにするのが、上に立つ者の役割。
「自分が必死なら周りも必死になる」発想自体が勘違いであり、そっぽを向かれてしまう。