バナナの魅力を100文字で伝えてください 柿内尚文

 

 

 

1 メラビアンの法則について

 

メラビアンの法則:相手の話を受け入れるかは、身なりや動作、声の大きさなどに影響されやすく、内容は重視されにくい

 

私が以前にこの法則を知った時、「じゃあ、相手に影響を与えやすいように身振り手振りや声の抑揚を意識しないと」と思ったのです。

 

その時の書籍のテーマも「伝え方」だった気がします。

 

有効な手段ではあるのでしょうが。

 

でも、この法則からは、こうも言える。

 

「人は相手の見た目や勢いに影響されやすいので、その内容が如何なるものか、相手の発言の是非・真偽を意識的に考えないとならない」

 

可愛い女の子に甘えるようにされて、怖い人に脅されるようにされて、物腰低く丁寧にもてなされて、見窄らしい人から小さな声で言われて、明らかに年下の者から礼儀知らずに振舞われて…

 

これらの影響を0にするのは、意識しても難しいでしょう。

 

人は結局、信じたい人の言葉を信じるものです。

 

でも、見た目や声質だけで判断していたら、きっと対応が違ってしまうことがある。

 

それはつまり、自分の軸を持たず、周りの影響に委ねた考え方になってしまう。

 

だから、相手の言葉を自分なりに落とし込める。

 

相手が伝えたいことの本質を見抜き、自分で判断する。

 

メラビアンの法則は、自分が使うときは賢く上手に、相手から受ける時は洗練して本質を見出す必要があり、想像以上に厄介な代物である。

 

 

 

2 そもそも人は、人のことがわからない

 

人と接する上で重要な心構えは、「あきらめる」。

 

コミュニケーション能力が高い人というのは、相手に同調・共感しやすいのではなく、自分と他人の脳の構造は全くの別物であるということを弁えている人のことである。

 

自分が思っていることは、どんなに頑張ったって伝わらない、という意味の、「諦める」。

 

そして、それでも相手が何を思い、考えているかわかろうと努める、という意味の、「明らめる」。

 

「I'm OK, You're OK.」に次ぐ重要な「あきらめる」という心構え、大事にしていきたいと思います。

 

 

 

3 営業

 

営業とは何かと聞かれ、きっと「自分たちの商品を相手に売る」と答える人が多いでしょう。

 

しかし、そうではない。

 

営業とは、「相手に必要な商品を紹介する」こと。

 

自分たちが持つものがそれに答えられるのであればもちろん伝えるし、なければそれも伝える。

 

もしも他社でドンピシャのものがあるなら、それを紹介したっていい。