瞬時に言語化できる人が、うまくいく 荒木俊哉
1 伝え方よりも礎にある「何を言うか」
昨今、「伝え方」や「聞き方」などの本がよく取り上げられている。
それらももちろん重要だが、そもそも「何を言いたいのか」「自分の意見は何なのか」が言語化できておらずふわふわした状態のままでは説得力や理論性に欠ける。
確固とした「言えること」があり、言語化できているからこそ伝えたいことが曖昧にならず、芯を持つことができる。
2 絶対に何かは感じている
ふわふわとしているだけで、普段の生活から我々は何かを感じることができている。
例えば居酒屋で隣の席になった大学生グループ。
一瞥して「ふーん」と思うだけかもしれない。
しかしそこには
「若者のお酒離れなんて言われるけど、そんなこともないのかもしれない」
「1杯目はビールじゃなくてみんな自由なんだな」
「『乾杯』はいつの時代も変わらないのかもしれない」
などの思考がちらついているはずなのだ。
それをわざわざ言語化しないだけで、何となく「ふーん」で終わってしまう。
頭を悩ませる問題に取り組むもよし、何となく気付いたことでもよし。
普段から浮かんだことを放置せずに言語化に取り組むことで、必要な時に「瞬時に言語化」でき、「うまくいく」。
3 言語化のための練習方法
言語化を身につけるのに便利なテクニックなどはなく、毎日習慣化して積み重ねていく他ない。
具体的なワークの方法としては、まず2分間で行う。
内容は、
① 考えたい課題を設定する
② その課題に対する「思考」を1つ挙げる
③ その「思考」から、「それはどういうことか」を芋づる式に3つ書き出す
④ 芋づる式で出た最後の項目について、それに対する「理由」を1つ挙げる
⑤ その「理由」から、「それはどういうことか」を芋づる式に3つ書き出す
ただこれを積み重ねていく。