やり抜く力GRIT

 

 

 

1 意図的な練習

 

例えばアスリートのプロが「練習が楽しくて仕方がない」などということがあったとして、もし現役を引退したとしてもその練習内容を変えることなく生涯続けるだろう。

 

本当に全ての練習が楽しいことこの上なければ。

 

しかしそんなことはない。

 

やるとしてもたまに、ほとんどは軽く汗を流す程度に続けるのではないだろうか。

 

自分の得意なことや好きなことをやる分には、「好物を食べる時のように幸福を感じながらすることができる」と言われていた。

 

ただ、プロが目指す高みに到達するには、得意なこと、好きなことばかりやっているだけでは夢は叶えられない。

 

自分がやりたくないこと、苦手なことに正面から向き合い、必死に改善しようと努力することでより高みに到達することができる。

 

これを他の練習と区別して「意図的な練習」と言われていた。

 

意図的な練習は、「1度に最長1時間、1日最大5時間まで」。

 

これがどんなデータに基づいた数字かはわからないが、普段の生活でもこれを当てはめてみようと思う。

 

私個人で言えば、勉強にあたるか。

 

読書は一瞬で時間が過ぎるほど楽しい。

 

しかし勉強は何度も時計を見てしまうほど辛く感じるものだ。

 

1日5時間しか意図的な練習はできない、と自分に言い聞かせ、むしろそれに向き合う自分を応援しようと思えました。

 

 

 

2 今こうしている間にも

 

今こうしている間にも、同じ目標を持つ人は弛まぬ努力を続け、すでに成功している人はさらに高みを目指している。

 

気を抜けばだらだらと過ごしてしまう甘い自分に気付いたら、この言葉を思い出し、その日にできる最大限の努力をしたい。

 

 

 

3 ピグマリオン効果

 

ある実験で。

 

Aの子供には作文の添削に「もっと上手になると思う。添間違いを削しました。期待しています。」と書いて戻し、Bにはただ「間違いを添削しました。」とだけ書いて戻し、双方に「作文をまた見てもらいたければ再度提出して下さい」と言った。

 

すると、Bの約倍もの生徒が作文を再提出し、訂正箇所もBよりずっと多かったのだという。

 

伸ばしたい他人に期待をするのはもちろん、これは自分自身にもぜひ向けてやりたいと思った。

 

日々勉強や読書をする中で至らない部分、弱点が見えてきて、自信をなくしそうな時が何度もあるが、そんな時、「期待している。もっと上手くなれる。」と自分を勇気付けてやることができれば、能力の向上もそうでない時よりも飛躍的に伸びるだろう。

 

がんばれ、自分。