10月のmama'sの会開催「不安を合理化している自分に気づいて、自分と正しく向き合いましょう〜」

 今月は、フロイトの防衛機制「合理化」にフォーカスして、皆で色々と心の探究をしてみました✨
 「防衛機制」とは、精神分析から提唱された考え方で、自我に危険を及ぼす葛藤や痛み等から心理的な安定を保つため、自分を守ろうとして無意識的に反射的に働く、誰にでも起こる正常な心理的反応。
 
 「合理化」とは、満たせなかった欲求に理由をつけて正当化する事、もっともらしく理由づけすること。

 加藤諦三の著書「不安をしずめる心理学」に、この「フロイトの防衛機制の合理化」の事が詳しく書かれていて、抜粋した部分を輪読してから📚
 自分が日頃から「合理化」している部分があるかどうか考えてもらいました🤔

 *子供に親の言う事を聞かせたいのに、言う事を聞かないからと言って、放任主義という事にしてしまう〜
 *夫の自宅での非協力的な事を、自分がやった方が早いからと動いていること〜
 *夜遅く帰宅する息子が心配な時に、夜中ガタガタしたら家族に迷惑だからと言ってしまうこと〜
 *自分が外で働きたくない言い訳に、家族が不便になるからと理由づけてること〜
 *忘れ物をさせたくない自分の安心のために、子供に転ばぬ先の杖の声がけしてしまう…
  などなど沢山の「合理化」を聞かせてもらえました✨

 自分を葛藤や痛みから守る為に、安心したい為に無意識的に働くのが、防衛機制!
 本当の自分と向き合うよりも、もっともらしい理由づけで、合理化しちゃった方が楽だから…
 日常的に起こる心理的反応ではあるけれど…
 不安を合理化しているうちは、誰かのせいや、何かのせいにして、逃げている事と変わりません…

 今回の本には、「人が恐れるのは、不幸ではなく不安!人が求めるのは、幸せではなく安心!」
 と書いてあり、不幸よりも不安が怖い…皆、安心したいらしい…

 私もそうです😩安心したい😮‍💨

 自分の心と正しく向き合う作業は、自分に正直に向き合う事だから、見たくない自分を見なくてはならないし…キツイ作業かもしれません…😢
 なにせ、無意識に押し込めてしまってる位…認めたくないのかもしれないし…
 
 イライラした時や腹が立った時に「私は不安が怖いから、安心を得たがってるんだ…」と、気づいて受け入れてしまえば、問題は自分の中にあるので、相手を責める事はなくなるはずです! 

 不安を意識できたら、闇雲じゃなくなるから、不安は不安でも少し軽くなるのではないでしょうか?

 「合理化」は前向きな作業にも使えるので、どうにもならない事態に陥った時は、「これが最良の結果だった」と、もっともらしい理由づけしてもいいと思いますが!
 ただ、この前向きな作業をするにあたって、安直に「結果オーライ」にするのではなく、良く考えて自分と向き合って、逃げないで考える事が、どうやら必要なようです✨

 今回のテーマにした「合理化」は、まだまだ奥が深いと思いますが…知らず知らずに「合理化」してる自分に少しでも気がつけたら、困難に思えている人生も、少し楽に前へ進める気がします😊

「防衛機制」には、まだ他に種類が沢山あるので、一つ一つ覚えていきたいと思いました😊

 今回、参加してくれた皆様ありがとございます〜まだまだ一緒に学んでいきたいと思います✨