通訳のいろいろ | はっぱちゃん、移動中…
最近、通訳をする機会が本当に多くて、どのようなスタイルにするかまだまだ模索中。

ブログにも何度か書いたけれど、私は留学した経験もないし、英会話学校に行ったわけでもないし、特別英語の勉強をした事がないので本当にテキトーに耳で慣れて身につけた英語力のみ。

通訳しながらも「わたしって、結構いい度胸しているわよね、むしろ度胸のみで仕事してるって感じ?」なんて思う事もしばしば。

会議での通訳ってだいたいパターンが決まっていると思うのですが、それぞれ、ある程度の発言をしてから切りのいいところで区切って日本語/英語に訳す。
聞きとっている間はノートに、発言を単語並べて書き出しながら、通訳する時はそれをもとに文章にして読みあげる、っていう感じ。

でも、私はそれが苦手なんです。
集中が途切れるのがコワい…。
途中でちょっとでも「・・・まっちろ・・・」ってなことになったらもうお終い。
一生懸命言っている事に追いつこうとしようとも余計に焦って「アセアセ」
そういう時は、一度中断して、発言者にもう一度言っている事を確認させて頂くしかありません。
当然、発言が中断される事によってその人の調子も狂わせてしまう事に…。

なので、私はBS NHKバージョン同時通訳編、ってのが好きです。
発言者に少し遅れたタイミングで同時に通訳したい。
その方がほぼ確実に内容を拾える。
短いセンテンスだからノートに書きだす必要もなく頭の中で処理できる。

ただ、こちらの難点は二人が同時にしゃべるものだから会話がごちゃごちゃして聞き手が聞きづらい。
(テレビじゃないから、メインを小さくしてサブを大きく、なんてできないし)
なので最終的には、同時に話すことは避けて、短いセンテンスですかさず通訳を入れ込む、発言、通訳、ってな何とも落ち着かない感じに…。

絶対、聞き手としては前述の「ある程度のセンテンスをまとめて通訳」、ってのがいいんでしょうねー。
私のタイプだと聞き手も発言者もきっとやりづらいんだろうなー、でも長々としゃべられるとぽろぽろと内容が抜けそうで怖い…。

あれっ、この説明の前にも別の説明もしてたよなー、なんて事もしばしば。
そういう時は後に出てくる話先行で、前の話はスキップ、でも重要そうだったら、
「えっと、すみません、この話の前にご説明されていた事、なんでしたっけ?」
って催促。

まだまだ、場数が必要です。




ある方に言われました。
「通訳は恥をかいただけうまくなる、どんどん場数を踏みなさい」
との事。

そういえば、あれほど苦手だった数字関連も最近では(相変わらず、いち、じゅう、ひゃく、せん、って数えてるけれど)普通に訳せるようになっている、しかも為替換算までして!!


あとはねー、本当はしてはいけないんだけれどやっぱり目の前にはPC鎮座。
画面はもちろんSPACE ALC(辞書サイト)、グーグル翻訳。
めったな事じゃないと手を出さないようにしているけれど(だってやっぱりかっこわるい…)。

でも先日、
「えーっと、ヨーロッパは緊縮財政を行っているでしょ?それってやっぱりみんな消費せずにお金貯めこんじゃうんじゃない?」
って会話になった時、
「す、すみません、ちょっと調べさせて下さい…」
カチャカチャ、って「緊縮財政=Austerity」って。
しかも読み方分かんない場合はグーグル翻訳は発音までしてくれるからね!

って、ほんとハチャメチャだわ~。


ってな具合で、ほんとうに日々恥をかきまくって前進です。





10年以上使っていた旅のお供のTUMIのスーツケース。
エクスパンダブルで機内持ち込みサイズ。
ついに破けてしまい、最終的にはこんなにミドリの包帯グルグル巻きで帰国…。

ありがとう、おつかれさまでした…。

本当に今まで色々な物を運んでくれました。
ワインにチーズに靴に洋服。

次もやっぱりTUMIだろうなー。
やっぱり機内持ち込みサイズが好き。