一律的に割引を行うのではなく、時と数を限定して割引料金を設定することにより、所定の収入を確保する、イールドマネジメントが求められるようになったのである。
これは、路線、季節、曜日、時間帯、旅行目的に応じて種々に異なる需要の価格弾力性に応じて、割引料金の利用者数と割引率並びに適用条件を巧みに設定するという、複雑な収入極大化策なのである。
こうした弾力的かつ機動的な運賃設定は、航空需要の波動性と、航空輸送サービスが在庫不可能な即時財であることに対応するためにも必要である。
というのも、定期航空は「のれん」に対する投資という性格が強く、定期性を確保するために、需要波動に対し減便という措置を取りにくく、未利用能力の発生が不可避だからである。