明らかなようにアメリカの空港では極めて高頻度の航空サービスが比較的小型の機材で行われている様子がわかる。
利用者の利便性の観点からは頻度の高さが重要なファクターであることはいうまでもない。
このような中小型機材による運航が行えない理由は羽田空港の容量問題にあるが、これが世界の航空市場でも極めて不自然な状態であることを改めて自覚する必要がある。
例えば、世界有数の旅客規模を誇る東京・札幌間の運航頻度を往復でみると、1972年の56便/日が20年後の1992年でも66便/日であるに過ぎない。
物流の観点から見ても、発着の便が滞ってしまうと、貨物輸送の伸びは期待できない。