運動誘発電位(Motor Evoked Potential=MEP)をモニターする手術というと、脊椎手術、胸部大動脈の手術、脳外科手術などがあります。
大脳からの信号がずーーっと神経を伝わって目的の筋肉まで伝わっていきますが、この過程に障害があるとうまく伝わらなくなってしまいます。
これらの手術では、手術中の操作で神経伝導路の障害が起きる可能性があるので、未然に防ぐためにMEPをモニターして、障害を検知するのです。
ちなみに・・・、このモニター、どこでも行っているわけではありません。
大病院で設備が充実しているところであればやっているところが多いですが、大掛かりですし中小規模の病院では行っていないところも多いです。
このMEPですが、吸入麻酔薬を使うと反応が抑制されてしまうのです。
なので、MEPをモニターするならTIVAで麻酔することが多いです。
分離肺換気中に酸素化に有利に働くHPVですが、吸入麻酔薬は血管を拡張させる作用があるので、肺血管の収縮が弱くなってしまいます。
なので、分離肺換気をしているときに吸入麻酔薬を使うと、換気されていない肺の血流が増えてしまい、酸素飽和度が下がる可能性が大きくなるのです。
そのため、TIVAが好まれることが多いです。
でも、別に吸入麻酔薬でもあんまり変わらないんじゃね?
そういう意見や論文もけっこうあります。
少なくとも患者さんの予後等については吸入麻酔でもTIVAでも差はないようです(*)。
*Intravenous versus inhalation anaesthesia for one-lung ventilation
Cochrane Database Syst Rev 2013 Jul11;7
なので、分離肺換気をしているときに吸入麻酔薬を使うと、換気されていない肺の血流が増えてしまい、酸素飽和度が下がる可能性が大きくなるのです。
そのため、TIVAが好まれることが多いです。
でも、別に吸入麻酔薬でもあんまり変わらないんじゃね?
そういう意見や論文もけっこうあります。
少なくとも患者さんの予後等については吸入麻酔でもTIVAでも差はないようです(*)。
*Intravenous versus inhalation anaesthesia for one-lung ventilation
Cochrane Database Syst Rev 2013 Jul11;7
分離肺換気を行うと片方の肺は換気されないので、No.037に書いたHPVが働き始めます。
無換気の肺では血管が収縮し始め、換気されている肺のほうに集中的に血液が流れるようになり、こうすることで体はなんとか酸素化を保とうとするのです。
無換気の肺では血管が収縮し始め、換気されている肺のほうに集中的に血液が流れるようになり、こうすることで体はなんとか酸素化を保とうとするのです。
