久しぶりに映画館に行って、「ルパン三世 THE FIRST」を
観てきましたよ。
■総評 ★★★★☆
それなりによくできた「焼き直し」作品。
CGはよく頑張りました。
■脚本 ★★★☆☆
これといって目新しさは感じられず。
予想を超えることは起こらず、大した複線もその回収もなし。
「カリオストロ」「ラピュタ」の継ぎはぎ。
または「カリオストロ」と「ラピュタ」の掛け合わせ。
オリジナリティは無い。
ただし、途中でダレることも無く、最後まで安心して観ていられた。
トータルでは、それなりに楽しめる仕上がり。
■演出 ★★★☆☆
既視感満載。
過去の名作から「要素」を抽出して使うのは構わない。
しかし、それはシーンを丸パクリすることではない。
どうもそれを取り違えているようだ。
名場面を名場面たらしめるエッセンスは何なのか。
そこに自らの新しいエッセンスを加え、掛け合わせ、化学反応を起こすことで
どんな面白い場面を新たに作り出すことができるか。
そういったことに取り組もうとする気概は残念ながら微塵も感じられなかった。
「こういうのが好きなんだろ?ほらよ」的な投げやり感があるばかり。
全ての場面において洋画、邦画、ゲームなど何らかのモチーフがあり、
既存の作品からパクって持って来た印象がついて回った。
■CG ★★★★☆
なかなか美しいかった。
ルパンをCGアニメ化するのは勇気が必要だったと思う。
CGにしたことでルパンらしさが損なわれることは無かった。
ここは大いに評価できるポイント。
ただ、細部にリアルさを求めるあまり、アニメだからこそ許される独特の躍動感を
失ってしまったのは失点。
現実にはあり得ない、人も乗り物もゴムのように伸び縮みするような動きを
もっと果敢に取り入れ、もっとのびのび生き生きと表現した方がが良かった。
宮崎アニメをモチーフにしながら、一方でそうしたアニメらしさが無いと
どうしてもちぐはぐな印象を受けてしまう。
あと、ヒロインが泣くシーンが、突然ファイナルファンタジーのような
ゲームっぽい不自然な動きになって残念だった。
泣いてるようで泣いてない。
■演技 ★★★★☆
ヒロインは、もうちょっと上手な人を起用すべきだったんじゃないかな。
TOHOシネマズの案内をする女性みたい。
それ以外は概ね安定感があってよかった。
栗貫、いいルパンになったね。
■入場者数 ★☆☆☆☆
どの日も、どの時間帯もガラガラ。
僕が行った回は、僕を入れて6人くらい。
そこまで酷い映画じゃないよ。
映画館に足を運んで、お金を払って観るクオリティは
ちゃんとクリアしてます。
■コメント
オリジナリティは無くても、それなりにちゃんと楽しめる映画です。
もうちょっと見に行ってあげて。
