いつもながら、ともさん(悠未ひろさん)目的で、
「花園 HANAZONO」 を観に、座・高円寺へ行って参りました。
ビジュアルが出た瞬間、好きな匂いがして、見逃してはいけない気がした私は大正解でした。
とても好きな舞台でした。
視覚的にも、音楽も、物語も。
鎌倉時代末期の花園で繰り広げられる不思議な物語。
舞台にはほとんど何もなくて、極シンプルな装置だけ。
何もない舞台に、衣装の色、赤い花がきれいに映えて、想像力が刺激され、ないものが見えるような、美しく幻想的な世界でした。
驚いたのは舞台袖がないこと。役者さんは出番以外も上手下手で座布団に座っていて、小道具の準備なんかもその場でしていて、舞台裏にはほぼ行かない。始めは少し戸惑いましたが、物語にのめり込んで集中してしまうと気にならなくなりました。不思議さ増しマシな感じでしたが、どんな意図がある演出なのかな。
きっと役者さんは全く気が抜けなくて大変だと思います。
音楽もとても良かったです。
和の言葉の美しさ不思議さ、和の色の独特な曲。
もっとずっと聴いていたくなるような、不思議な世界に惹きこまれるような美しい音楽。どの曲も魅力的で、最後の「花園」の歌声は感動でした。独特の世界なのだけど、和の感じは、「もののけ姫」とか「千と千尋の神隠し」を思い出すような気もしました。
和物なのに最初、ラップがはじまったときには正直かなりの驚きで(笑)、八条院様の「墾田永年私財法 」 もかなりのインパクトでした。耳から離れません(笑) 大好きです!
物語は鎌倉末期を舞台にしているけど、「 今 」が散りばめられていました。私には読み解けていない、解釈しきれていないことも、まだまだあるのかもしれないけど、いくつも投げかけられているメッセージがあることは感じられた気がします。
嘘偽りの中で本当の事が見えないまま、本当の自分を忘れて生きていること、大きな嘘偽りの怖さ、みたいなものとか。
この舞台で、鮮やかに見せてもらったもの、私は忘れずにいられるのかな、忘れてしまうのかな… なんて考えて切なくもなりました。
一回きりの観劇だから、わからなくてぽかんとするのは避けたくて、鎌倉時代前後の予習をして臨みましたが、それほど知らなくても、展開が面白くて楽しめて、きちんと理解して感じとれる物語でした。でも歴史や実際の人物、花言葉などなどを知っていると、より理解が深まったり楽しめたりするんだろうなと思います。散りばめられたことを考えながら発見や気づきを重ねて、何回も観劇できたら楽しいだろうな。
物語・人物の設定も、台詞や歌詞の言葉ひとつひとつ、丁寧に拘って創りこまれているのを感じました。きっと観る人の環境によって、気づくこと、心に引っかかること、突き刺さることが違うんだろうなと、いつも以上にそういうことを考えました。本当にもっと何回も観たかったな。
今から再演希望です。
思い返せば全場面が好き。
どの場面からも、どの人からも、どの台詞からも、感じることがある。
かなり涙腺にきたのは荘園の花々のささやきが聞こえる場面。
そこからラストにつながっていく場面は、胸に迫る場面の数々。
ひとりひとりすべての役にきちんと物語があって、役割があって、全員がとても魅力的でした。全員が主要人物のような。好きな人が多すぎる。どの役も全員について語りたくなるくらいです。
主役の竜胆は、凛々しく力強く、そして美しかったです。好きです(笑)
溝口琢矢さん、丁寧で説得力があり、繊細さも熱もあるお芝居で、存在感があり、歌声も素敵でした。素敵な俳優さんだなって、覚えました。これから活躍されるでしょうね。
ともさんの八条院様は、 圧倒的存在感、 圧倒的美しさで、ともさんにしかできない唯一無二の八条院様でした。八条院の威厳、優雅さ、妖しさを表現できるのはともさんだからこそ。大きな権力、妖しい力を持ち、人を眠らせ忘れさせ支配する存在だけれど、愛しい我が子を思う母親でもあり、脆さ悲しさをもつ愛と狂気の八条院を演じるともさんの気迫のお芝居。歌声も素晴らしく、本当に観れて嬉しかったです。
舞台と客席の、あの不思議な空間を感じられて
役者さんの熱、迫力のお芝居に心揺さぶられて
舞台を観た!と言う満足感と、
一回じゃ足りない!という気持ちでいっぱいです。
生で見られて本当に良かった!
ともさんがこの舞台に出演してくれて、この舞台に出会えて、
本当に嬉しい。 良かった~!!
ステージナタリー
https://natalie.mu/stage/news/327871
アミューズ ダイジェスト映像







