〜御神門から堂々たる風格!〜

 

 

古今東西、何万社と鎮座されるお社・・

『神社』は私たちの身近に存在しています。

 

とある宮司さんがおっしゃっていたお言葉。

 

〜神社には2種類あるんですよ〜

 

2種類??

 

山とか岩とか滝、川・・

元々の自然を御神体としている神社と、

人々が築き上げた村や都を守ってくださるように、

『分霊(わけみたま)』をお祀りしている神社の

2種類に分かれます。

 

確かに・・

 

それにしても神様の御霊は、何個も分ける事が

出来るなんて、すご〜〜く抽象的・笑。

 

そんなアバウティーな感覚の日本も好きです。

しかも、その土地その土地で神様の呼び方(名前)も

変化していたりして・・。

 

この辺りは古事記をどんなに読んだとしても

把握しきれない八百万の神々の世界です。

 

今回、香川県でイベントを終了した後、

 

四国〜岡山県をぐるっと参拝&聖地巡りをして

京都へ戻りました。

 

伊奘諾・伊奘冉の国生みの夫婦神が

淡路島の次に創られた四国。

 

四国にも沢山、魅力的な聖地が存在します。

(悪までも個人的な思いですが・笑)

 

全国の神社を巡っていると、

 

(あ!此処の神社好き!凄い!!)

 

って感じるポイントが決まって来るんですね・笑。

 

それは最初にお伝えした宮司さんの言葉と一緒で

 

〜自然そのものが御神体となっている〜

 

聖地です。

 

後は、

その聖地のシンボルとなっているもの・・

 

例えば、

 

御神木、御神水、磐座・・

 

など絶対的に凄いものがコンプリートしている神社。

 

今回、実に20年ぶりに訪れた『石鎚神社』

その完全なる絶対的聖域だと思っています。

一寸のズレもない。ブレもない。

 

20年経った今でもその存在感は

全く色褪せていませんでした。

 

実は今回、石鎚神社へ立ち寄る予定はありませんでした。

しかし、その前に予定していた事がキャンセルとなり、

あらら・・っと思っていると

 

頭の中に『石鎚』の文字が浮かんで来ました。

 

こりゃ〜呼ばれてるなっと。

だからこの予定がキャンセルになったんだ・・っと。

それだったら直ぐに行かない・・っと。

 

って言う具合に

急遽、香川県から愛媛県西条市へ向かったのです。

 

 

 

 

 

 

御神門には迫力満点の天狗さんが鎮座されていました。

 

山岳信仰や役行者の流れでしょうか、

確かに石鎚には天狗さんがぴったりです・笑。

 

 

 

 

 

 

 

そして本殿へと続く道・・

神域に入った瞬間、

背中がゾクゾクします。

 

一歩、一歩、歩いていると

見えないエネルギーを写真に撮りたくなって

ついついシャッターを切ってしまいます。

 

 

 

 

 

 

そして出迎えてくれるのが役行者の滝!

新しい像になっていましたけれど、

今にも動きそうな躍動感があります。

 

 

 

 

 

 

そして龍神の口から流れ落ちる石鎚山の伏流水・・

前に立っているだけでも十分に浄化されます。

 

愛媛県の昔の呼び名は『伊予(いよ)』

名前の由来にはいくつもの諸説が存在しますが、

 

emyは、温泉や湧き水が豊富な事から古代人が特別な地として

崇敬し、温泉の『ゆ』が『いゆ』となり

いつしか『いよ』と変化していった・・

と言う説が一番、しっくり来ます。

 

四国の中でもこの石鎚山の存在はかなり大きいですしね。

この霊峰があるから豊かな温泉と湧き水が出ているんだと

思います。

 

 

 

 

 

 

そして階段に使われている楔(くさび)!!

石鎚山山頂へと向かう修験道に実際使われいたものを

本社で再利用されているようです。

 

も〜気分は参拝よりも修行!!!笑。

 

 

 

 

 

 

 

そしてまた途中には御神水が汲める場所があります。

御神水はこんこんと湧き出ていて・・

絶対的聖地には必ず存在する豊かな水源です。

 

 

 

 

 

 

 

そして階段を登りつめた先に鎮座される本殿へ到着!

 

石鎚神社の主祭神は『 石鎚毘古命』。

伊奘諾、伊弉冊の第二子として誕生した神様で

アマテラスのお兄さんにあたると言われています。

 

太陽神のお兄さん??

 

しかし、古事記には石鎚毘古命と言う名の神様は

存在しません。

 

emyは勝手に石鎚毘古命は

金属の神様『金山毘古神(かなやまびこ)』と

同じではないか?と思っています。

 

ちなみに金山毘古神(かなやまびこ)が祀られている神社は

宮城県の金華山神社を始め、

多く存在しますけれど、

emyが石鎚毘古命を金山毘古神(かなやまびこ)と

同一化している理由は

 

奈良県の吉野に鎮座される

金峯神社の金山毘古神(かなやまびこ)と

同じ『御霊』を感じるからです。

 

これは悪までも個人的な感覚なので

何の確証もありませんが、

 

奈良県の金峯神社も山岳信仰の流れから

来ているのでそのように感じてしまうのかも

しれません。

 

 

 

 

 

 

そして本殿からは瀬戸内海が一望出来ます。

気がつけば、曇りのような写真ばかりですが、

 

実際に本殿に到着した時は

みるみる晴れきたんですよ・笑。

 

しかし、風は強かったので

御神紋の石丸旗は激しく揺れていました。

 

自然災害が起こったり、

その前兆の時、

 

emyは金山毘古神(かなやまびこ)に呼ばれます。

 

今年は年号も変わり近年、自然災害も

増えていて不穏な空気が流れているので

 

鎮魂の意味もあり、石鎚神社へ呼ばれたのかもしれません。

2019年が大事に至らず、無事、通過するよに

しっかりと石鎚毘古命へ祈りを捧げました。

 

 

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