風水は大きく巒頭(らんとう)と理気(りき)に分かれるという話は既にしています。
「巒頭」は環境の中にある「形があるもの」「実際に見えるもの」を示します。
山、川、建物、道路、家具、植栽、などなど、実際に形があって目に見えるものからの影響が巒頭です。
巒頭は別名「地理風水」とも呼ばれており、現在の地理学に近いものになります。
「理気」は目に見えないながらも、確実に影響を与えるものをいいます。具体的には「方位」と「時間」を示します。
風水を勉強する際は、理気だけを勉強するのは片手落ちになります。
玄空飛星風水は理気学のジャンルに入りますが、巒頭の知識も必要になります。
何故ならば理気の効果に巒頭が大きく影響するからです。
例えば、建物の方位的に健康に素晴らしい部屋で就寝していたとしても、建物周辺の巒頭条件が悪いばかりに病気になるということは多々あります。
このブログにおいても、少しだけ巒頭の学習をしていただきます。
少しという意味は、巒頭の分野の学問だけでも莫大な量になり、全てを記載していく事はほぼ不可能だからです。
そこで、最低限知っていてもらいたい巒頭の知識、外家巒頭(がいからんとう)のごく一部を記載していきます。
非常に大ざっぱな内容になりますが、ご了承願います。
★地理五穴(ちりごけつ)
巒頭は地理五穴(ちりごけつ)という大きく5つからなる考え方があります。
龍(りゅう)・穴(けつ)・砂(さ)・水(すい)・向(こう)の5つです。
●龍(りゅう)
龍とは簡単に言えば「山(やま)」のことです。
地形の起伏を表し、龍脈(りゅうみゃく)・山脈(さんみゃく)・気脈(きみゃく)とも呼ばれます。
また平野部を流れる大きな河川のことも龍と呼ぶことがあります。
山は山龍(さんりゅう)、河川を水龍(すいりゅう)とも言います。
●穴(けつ)
穴とは「位置(いち)」という意味になります。
実際に鑑定する場所のことを指しています。
●砂(さ)
砂とは、鑑定する土地や建物の周辺にあるオブジェ(物体)のことです。
周辺環境にある建物や電柱など、ある程度の大きさのある物体のことを指します。
●水(すい)
水とは、鑑定する土地や建物の周囲に流れる川や道路のことを意味します。
風水では川と道路は同じ象意が出るものとして扱われます。
川(道路)の流れ方や形状を判断します。
●向(こう)
向は方位の向きを表し、理気の意味になります。
★龍穴(りゅうけつ)
龍穴とは「龍」が「穴」を結ぶ吉祥地の事を言います。
これは「龍=山」の起伏のエネルギーが最終的に留まる場所を意味します。
俗に言う「パワースポット」が龍穴にあたります。
風水
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