今日もここに来てくださって有難うございます。

今回は、「自分で考える」ことの大切さについてお話したいと思います。


このように書くと「自分で考えるのは当たり前では?」と思う方もいらっしゃると
思います。

ですが、自分で考えるよりも人の意見を重要視して、それに従ってしまった経験は
皆さんにはありませんか?


自分で考えないほうが「楽」な時もあります。

ですが自分で考えず人の意見に従うと、自分の中心軸がなくなり、結局右往左往
することになってしまいます。

これでは心が落ち着かず、心を整える事は難しくなります。


以前私は、風水鑑定などに役立つものはないかと思い、ある占い師さんのセミナー
に参加しました。

その占い師さんは、九星気学や四柱推命を使って鑑定されています。

九星気学は、主に生まれ年から9つのパターンに分けます。
皆さんも、一白水星とか九紫火星といった言葉を聞いたことがあるかもしれません。

四柱推命では、空亡という運気の悪いと言われる年がありますが、その9つの
パターンと空亡を組み合わせて、人生の流れ、吉凶、相性などを占います。

そのセミナーの参加者の女性が、講師の占い師の方に質問しました。

「私は今、子どもを作ろうと考えています。ですが今年と来年は占いでは運気の悪い
年で、再来年になると今度は私と相性が悪い年生まれの子どもになってしまいます。
私はいつ子ども産めば良いでしょうか?」


皆さん、これをご覧になってどう思われましたか?

その女性は、子どもを産む年まで占いに頼っています。
自分たちの人生設計よりも、占いの結果が大切なようです。

ですが、いくら占いの相性が良くても全てが上手くいく事はありませんし、その逆も
またしかりです。

それに運気の良い悪いは、占いの方法や流派によって変わってくる事もあります。
そして、メディアに登場するような有名な占い師さんでも外れることもあります。


私が言いたいのは、「占いを信じてはいけない」という話ではありません。

出産や結婚など自分の人生の大切なイベントは、やはり自分で考えて、自分で
決めなければならないのではと思うのです。

自分自身が責任を持って。


その自分で考えて決める時に、占いや他人の意見を聞くのは良いのです。
ですが、それはあくまで自分で判断するための情報収集としてです。

そいった情報や自分の考えを元にして自分で判断すれば、自分の中に中心軸
ができます。

その中心軸があれば、少々何があってもしっかり前を向いて進んで行けます。

もし軌道修正する必要があっても、元がしっかりしていれば修正しやすく
なります。

ですが先程の女性のように占いの先生の判断にただ従うだけでは、自分の考えが
入っていません。


もし、その先生の言った通りにならなければ、その方はどの様に思うでしょうか?

「あの人が良いといったから行動したのに、全く当たっていない。あの人は
ダメだから、他の人に聞こう」

そうして色々な所に行っては色々な情報を得て、どれを重要視して良いのか結局
分からなくなってしまいます。


こうした中心軸のない状態では、結果は良くなりません。

また、この女性の思考は「悪い運気」に集中しています。
そうすると、自分と子ども間に起こる色々な出来事の悪い事ばかりを意識して
しまいます。

これでは運の悪いものを引き寄せようとしている事と同じです。


人生には良い事も悪い事もあります。

その中でどうすれば良い結果招きやすいかという事を考えてみてください。

私は、「自分で考えること」が一番大切だと思います。


ある占い師さんは、「同じ年、同じ月、同じ日に生まれたからといって、
その人たち全員が同じ結果になるような事はない」と言っておられます。

どんなに相性が良くても離婚する場合もありますし、その反対もあります。

ちなみに私と我が家の奥様との相性はブービー賞です。
つまり2番目に悪い相性ですが、離婚もせずとりあえず仲良く結婚生活が続い
ています。(すみません個人的なことで・・・)


今自分で考え、それに基づいて行動すること。

そうする事で自分の気持ちや考えが落ちつき、心も整ってきます。


もし、何かに頼りたくなったら、今回の事を思い出してみてください。

情報収集することと頼る事は違うという事を思い出してください。

「自分で考える」ことで、きっと良いきっかけを掴む事が出来ると思います。


今日も長い文章を最後まで読んでいただいて有難うございます。
次回は【住】の28回目です。お楽しみに!!

RYO