第85回『これからは番外編思い出すままに』
敗戦直後の日本国内の巷でよく見かけるのが、
若い娘が厚化粧をして、
昼の日中に得々とした態度で、
日本人を見下げる眼差しで、
進駐軍の兵士の腕にぶら下がり、
亦腕をくみ歩く姿。
それを世間ではパンパンと呼び、
さげしむ。
黒人の米兵士達、
田舎に行きチョコレート等をバラマキ、
民衆を集めて頃合はよしと、
若い女を横抱きに野原で強姦を繰り返す。
若い女が姿を消すと、
土足で家にあがり家捜しをして女を探す。
昭和十六年秋頃、
黄浦江の岸壁で別れを惜しみ、
米海兵隊員と上海のクーニャンが、
岸壁で別れのキスをする。
人目もはばからずお互い抱いて抱かれて、
号泣を挙げて、
人目もはばからず別れを惜しむ姿。
横目に眺めて何と浅ましいと見たが、
何処の国の娘も金と強者には勝てず。
男と違い、
女の武器を使えば先方よりなびく。
それが日米戦争の前奏戦だったのか。
何処の国民も戦争に負けると、
我々から眺めると地獄の日夜だが、
戦争で勝てば彼らには退屈凌ぎに過ぎぬ遊び。
軽快にジープが走る。
同乗の米兵、
街を歩く若い女性に投げキッスを贈る。
答えるとジープを止めて、
笑顔と共に娘を連れ去る。
これが敗戦国の偽りの無い姿。
腹が空いては生活も出来ぬ現状だから?
巷では失業者多数。
その救済に土木作業をする。
その日雇い、
日給が二円四十銭。
それを世間ではニコヨンと呼ぶ。
盛り土をモッコに入れて、
前後二人で担い運ぶが、
モッコの中には一握りの土が入る。
それを、
ゆっくりゆっくりな歩調で、
人目もはばからず作業をする。
片側では見慣れぬ、
大きな土運びの機械、
ブルドーザーがエンジンの音も軽快に、
一度に何百人もの土を一度で運び地均しする。
通行の人達立ち止まり眺める。
私が上海で飛行場建設の勤労奉仕で、
モッコを二人で担ぎ土運びをする。
その時分にはアメリカでは、
こうした機械で仕事をしておったのか。
若い娘が厚化粧をして、
昼の日中に得々とした態度で、
日本人を見下げる眼差しで、
進駐軍の兵士の腕にぶら下がり、
亦腕をくみ歩く姿。
それを世間ではパンパンと呼び、
さげしむ。
黒人の米兵士達、
田舎に行きチョコレート等をバラマキ、
民衆を集めて頃合はよしと、
若い女を横抱きに野原で強姦を繰り返す。
若い女が姿を消すと、
土足で家にあがり家捜しをして女を探す。
昭和十六年秋頃、
黄浦江の岸壁で別れを惜しみ、
米海兵隊員と上海のクーニャンが、
岸壁で別れのキスをする。
人目もはばからずお互い抱いて抱かれて、
号泣を挙げて、
人目もはばからず別れを惜しむ姿。
横目に眺めて何と浅ましいと見たが、
何処の国の娘も金と強者には勝てず。
男と違い、
女の武器を使えば先方よりなびく。
それが日米戦争の前奏戦だったのか。
何処の国民も戦争に負けると、
我々から眺めると地獄の日夜だが、
戦争で勝てば彼らには退屈凌ぎに過ぎぬ遊び。
軽快にジープが走る。
同乗の米兵、
街を歩く若い女性に投げキッスを贈る。
答えるとジープを止めて、
笑顔と共に娘を連れ去る。
これが敗戦国の偽りの無い姿。
腹が空いては生活も出来ぬ現状だから?
巷では失業者多数。
その救済に土木作業をする。
その日雇い、
日給が二円四十銭。
それを世間ではニコヨンと呼ぶ。
盛り土をモッコに入れて、
前後二人で担い運ぶが、
モッコの中には一握りの土が入る。
それを、
ゆっくりゆっくりな歩調で、
人目もはばからず作業をする。
片側では見慣れぬ、
大きな土運びの機械、
ブルドーザーがエンジンの音も軽快に、
一度に何百人もの土を一度で運び地均しする。
通行の人達立ち止まり眺める。
私が上海で飛行場建設の勤労奉仕で、
モッコを二人で担ぎ土運びをする。
その時分にはアメリカでは、
こうした機械で仕事をしておったのか。