第30回『ほんの少しの思い出』
活動写真館(映画館)に行く事は殆ど無かった。
何年かに一度、
学校の講堂で地域の人を集めて、
動かぬ漫画を見る。
それでも講堂は満員で入れぬ時があった。
繁華街の活動写真館に、
学校から連れて行く事があると、
朝よりワクワクと、
学校より列を造り引率されて行く。
教育映画でも嬉しかった。
当時は大人と同伴の子供は無料だ。
市内の繁華街には四軒あった。
夜遊びの集合場所は飲食店で粘る。
風呂屋の脱衣場の片隅に、
大きな火鉢がある。
横に将棋盤を備え付けてあって、
何時見ても誰かが勝負を競いあっている。
又、
散髪屋も店を開けると、
将棋愛好者の集合場所が其処で、
駄弁で時間を過ごすが、
店主形成不利の時は。
「待っとれ。」で待たされる。
文句も言えず、
横で勝負を見る。
閉店まで、
客で無い客で満員が続く。
昭和に入り、
喫茶店が開業する。
カフェーが開店してエプロン姿の女給が、
店の戸口で客を呼ぶ姿が珍しく、
男は馬鹿だと言いつつ見物に行く人も。
夕方が近くなると、
そよ風がピタリと止まる。
讃岐の夕凪。
行水を済ませて浴衣を着込み、
海岸へ、
砂浜は無く堤防上は多くの人達が団扇片手に。
遠く、
島陰を縫う様に浮かぶ連絡船に、
旅行の夢を託して。
夜釣りの船を眺め岸近く、
提灯を吊るしす賃貸しのボトを見て、
暮れゆく海に持参の打上げ花火を上げて、
暑さをを忘れ友と語らう。
片側では、
水飛沫を遠慮無く飛散して、
飛び込む若者達が涼を求める。
時間と共に、
堤防上の白い浴衣姿も何時しか減少する。
市内の繁華街に行くと街角の片隅で、
バイオリン片手に、
流行の演歌を歌い客を集めて、
何やら懐より取り出すと、
演歌集を売り始めるのであった。
回り灯籠、植木、
冷たい飲み物と、
多種多様に売り声高く客を呼び暑さを忘れる。
何年かに一度、
学校の講堂で地域の人を集めて、
動かぬ漫画を見る。
それでも講堂は満員で入れぬ時があった。
繁華街の活動写真館に、
学校から連れて行く事があると、
朝よりワクワクと、
学校より列を造り引率されて行く。
教育映画でも嬉しかった。
当時は大人と同伴の子供は無料だ。
市内の繁華街には四軒あった。
夜遊びの集合場所は飲食店で粘る。
風呂屋の脱衣場の片隅に、
大きな火鉢がある。
横に将棋盤を備え付けてあって、
何時見ても誰かが勝負を競いあっている。
又、
散髪屋も店を開けると、
将棋愛好者の集合場所が其処で、
駄弁で時間を過ごすが、
店主形成不利の時は。
「待っとれ。」で待たされる。
文句も言えず、
横で勝負を見る。
閉店まで、
客で無い客で満員が続く。
昭和に入り、
喫茶店が開業する。
カフェーが開店してエプロン姿の女給が、
店の戸口で客を呼ぶ姿が珍しく、
男は馬鹿だと言いつつ見物に行く人も。
夕方が近くなると、
そよ風がピタリと止まる。
讃岐の夕凪。
行水を済ませて浴衣を着込み、
海岸へ、
砂浜は無く堤防上は多くの人達が団扇片手に。
遠く、
島陰を縫う様に浮かぶ連絡船に、
旅行の夢を託して。
夜釣りの船を眺め岸近く、
提灯を吊るしす賃貸しのボトを見て、
暮れゆく海に持参の打上げ花火を上げて、
暑さをを忘れ友と語らう。
片側では、
水飛沫を遠慮無く飛散して、
飛び込む若者達が涼を求める。
時間と共に、
堤防上の白い浴衣姿も何時しか減少する。
市内の繁華街に行くと街角の片隅で、
バイオリン片手に、
流行の演歌を歌い客を集めて、
何やら懐より取り出すと、
演歌集を売り始めるのであった。
回り灯籠、植木、
冷たい飲み物と、
多種多様に売り声高く客を呼び暑さを忘れる。