今日は二週間振りに漢方を勉強する外科医のいる病院に行った。
「ゲゲゲの女房」を見始めたが、順番を早く取るために後ろ髪をひかれる思いで病院に向かった。

いつもより早く到着したので病院は開いていなかった。五分程待って玄関が開いた。急いで順番を取ったら二番だった。しかし、診察は九時からなので一時間半待つことになる。

ロビーで「梅ちゃん先生」を見て、ジュースを買って、携帯電話でゲームをして時間を潰した。待合室のテレビはいつものように「あさイチ」が映っていて、「ママさんパーティーのデコレーション」というテーマでサンドウィッチタワーを作っていた。

「何だあれ!?」

と驚いていると二番の筈の私が一番に呼ばれた。首を捻りながら診察室に入って

私「私、二番ですけど…」

外科医「じゃっ、出ていってもらいましょうか」

私「はい、それでは…(と椅子から立つふりをする)」

という会話から始まった。

二週間前はリンパ節炎を発症しそうだったが、一週間くらいで症状が落ち着いて、今はリンパ節の腫れと痛みはあるものの家の中では動けていることを伝えた。

外科医がキーボードを打っている間、ぼや~っと机を眺めていたら、見慣れぬ金属の塊を発見。よく見ると聴診器だ。でも金属の塊が先っちょに付いている。「何だあれは?」と凝視していると

外科医「ん?何?」

私「あれ、何ですか?」

外科医「電気の聴診器。難聴だから。でも肝心な時に聴こえなくなるぅぅぅ…」

と困っている様子だった。外科医は難聴なので、いつもわかりやすいように口を大きく開けて話すようにしている。

通常の聴診器の先はこんな感じ。

プレカリアート的日常-noname.jpg
リットマンという会社の聴診器でよく聞こえる。(昔々病院実習で使ったことがある)

外科医が持っていた電子聴診器。

プレカリアート的日常-電子聴診器.jpg
用途として
● 救急外来にて患者さんと接する時、静かな状況が保てない場合。
● 救急車等にて聴診器を使用する場合。
● 企業・住民検診等にて静かな環境が保てない状況の場合。
● 動物病院等にて体毛の多い動物を聴診する場合。
● 生体以外の非常に小さな音を収集したい場合。

と書いてあった。これでも聴こえにくいのであれば、もう一つ高いのがあったからプレゼントしようかなあと思った。すると十万円もする。止めとこ。

結局、漢方薬を変更してまた二週間後に診察してもらうことになった。


●参考●

有限会社クリエイト

http://www.choshinki.com/