昨日にひき続き『傍聴マニア09DVD』のメイキング映像を見る。原作『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』の作者である北尾トロさんとドラマの出演者である向井理さん、六角精児さんと「傍聴」について鼎談。二人が北尾さんへ質問をする。

●傍聴を始めたきっかけは?

雑誌の連載を依頼された。裁判所は誰でも入れるというところから。最初にタクシードライバーが人身事故を起こした裁判を傍聴して興味を持つ。

●どんな職業の方々が傍聴しているのか?

外回りの営業マン。仕事の合間に傍聴をする。裁判の途中で出て行き、翌日裁判所の喫煙所で「昨日の裁判どうだった?」などと聞いてくる。

●傍聴中に感情移入することはあるのか?

被告人の説明で同情してしまう。だから検察官は虐めているようにしか見えない。慣れてくると感情に流されるまま泣いてしまう。

●人間まんざらでもないと思った裁判は?

故郷にいる母に送るためにコンビニエンスストアで年賀状を盗んだ男性。初犯は執行猶予がつくらしい。裁判長が男性に問う。

裁判長「これからどうするのか?」

男性「山奥の旅館で住み込みで働きます」

裁判長「お金がないのにどうやって生活していくのか?何で山奥なのか?」

男性「とにかく頑張ります。山奥にはコンビニがないから」

不安だけどコンビニエンスストアがなければ罪を犯すことはないと主張する男性。くだらないことでも号泣してしまうと言う北尾さん。

ここで向井さんが「コンビニがないから山奥…!?」とボソッと口にして首を傾げる。

しかし「またやるんだろうなあ」と思ったという北尾さん。六角さんも信用出来ないと言う。

何がまんざらでもないのかがよくわからない。

●マニアの楽しみは?

裁判長のみ、検察官のみ、弁護人のみの追っかけをしている人がいる。

傍聴券が出るような大きな裁判のみに出没するスキンヘッドの男性。男性は必ず傍聴席の一番前の一番左側の席に座る。
大きい裁判は最初に法廷内をテレビカメラで一分程撮影する。
「何故いつもその席に座るのか」と聞くと男性は「スキンヘッドをテレビに映すことで故郷にいる親に元気な姿を見せたい」と言った。親は消息不明で連絡が取れないそうだ。

もう何が何だかよくわからない状況になっている。

●傍聴人の情報交換の場は?

裁判が長引くと休廷する。すると裁判所の喫煙所に検察官同士と弁護士同士が来て声が漏れないようにひそひそと話すらしい。

●傍聴マニアの掟

お互いの私生活に踏み込む会話はしないこと。

●傍聴していて悩んだことは?

下世話なことだから酷いメールが沢山来た。でも本当に下世話なことを書いているから否定しなかった。

●傍聴する方へアドバイス

誰もが裁判員になる時がくる。だから一度だけでも傍聴して欲しい。