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村上春樹著、大橋歩画『おおきなかぶ、むずかしいアボカド 村上ラヂオ2』(マガジンハウス)
毎週発売される雑誌『an・an』の目次ページをめくると村上春樹さんのエッセイ「村上ラヂオ」が掲載されている。ハルキさんはエッセイが無茶苦茶面白い。昔々『週間朝日』に連載されていた『村上朝日堂』シリーズを全て読んで欲しい。若かりしハルキさんの日常がユーモラスに描かれている。笑いが止まらない。
今回のエッセイは、帯によると10年振りになるそうだ。さすがにan・anを毎週購入して読むわけにもいかないので、単行本になるまで地道に待っていた。
今日のお昼頃、手元に届いた。しかし製本が滅茶苦茶なのだ。
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わかりにくい画像だと思うが、本を揃えて切っていない。下に写っている本が通常のもの。何処が製本したのかと見てみると大日本印刷。
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ほらね。
文庫本ではちょこちょこお目にかかるけれど単行本では珍しいと思う。私はかなり立腹し、マガジンハウスに問い合わせようとした。しかし、本を開いて持ち上げると何やらひらひらと落ちてきた。
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「しおり」である。今まで購入した本の中で一番かわいいしおりが付いていた。これでくるりと機嫌が良くなりガタガタの本をゆるすことにした。
こんなサプライズがあるなんて。しかもハルキさんらしい猫のしおり。大事にしよう。