さっきカウンセリングをしてきた。体調を崩して外泊が出来なかった悔しさや病室の方々が荒れていて苛々することなどを吐き出した。

この前、河合隼雄さんと小川洋子さんの対談本を読んだ。河合隼雄さんはカウンセラーの先生というとわかりやすいだろうか。そして「箱庭療法」を日本に持ち込んだ方である。

だもんで、ずっと気になっていた箱庭をやってみたいと言ったらすんなり「いいですよー」と言ってくれた。どんな治療になるのか楽しみだ。


●箱庭療法(はこにわりょうほう、独:Sandspiel Therapie、英:Sandplay Therapy)は、心理療法の一種で、箱の中にクライエントが、セラピストが見守る中で自由に部屋にあるおもちゃを入れていく手法。表現療法に位置づけられるが、作られた作品は言語化されるときもある。基本的に自由に見守られながら表現することが重要であるといわれている。現在は成人の治療にも使用されるが、もともとは遊戯療法(Play Therapy)から派生した。米国や欧州など、世界で用いられる手法であるが、日本でも幅広く用いられている。

●歴史
1911年、SF作家のウェルズ(Wells,H)が自分の子供と床の上でミニチュア玩具を並べて遊んだ印象深い体験に基づいて、「フロア・ゲーム」という本を書いた。その本を読んで感動したイギリスの小児科医でクライン派のローエンフェルト(Lowenfeld,M.)が世界技法(The World Technique)を作り、1929年に発表した。その後、スイス人のドラ・カルフ(D.Kalff)がユング心理学を基盤としてさらに発展し、「砂遊び療法」(Sandplay Therapy,Sandspiel Therapie)として確立した。
箱庭療法は当初は主に子ども用のセラピーとして使用された。その理由として、子供や思春期の人間は複雑な概念や言語の構成が苦手であり、どちらかというと、遊びや象徴的な表現の中で、自己表現をすることが多く非言語的な手法による治療は有意義との意見がある。しかし、その後、子供だけでなく、広く精神障害を持つ患者に使用されている。また、世界的に日本ほど、箱庭療法が急速かつ、広範に普及した例はなく、現在は日本から中国・韓国などの地域にも徐々に広まっている。また、ヨーロッパ・米国においても使用されている。
●[編集] 注意点
近年、箱庭療法は施行の手軽さゆえ、多くの人々に安易に施行される傾向がある。しかし、訓練を受けず、素人療法的に箱庭を施行することは危険であるとされる。箱庭療法の専門的訓練を受けられる正式な機関は、現在、臨床心理士を養成する臨床心理士指定大学院(詳しくは臨床心理士を参考のこと)である。箱庭療法の施行においては、臨床心理学を専門とする大学院で高度な専門訓練を受けた者がセラピスト(臨床心理士ないしは、教授の指導下にある訓練中の大学院生・修士課程、博士課程)としてその場に居合わせる必要があり、それなりの制度的背景があったうえでなされる必要がある。訓練期間は、大学院修士課程2年で、博士課程の3年を合わせると約5年に及ぶ。箱庭に興味がある場合は、箱庭だけではなく、セラピストを自分の目でよく選ぶ必要がある。また、臨床心理士によってもオリエンテーションが異なり、箱庭療法を用意していない臨床心理士もいる為、その点も注意が必要といえる。
●[編集] 日本への導入
ユング研究所に留学中だった河合隼雄の友人が、カルフに日本人がスイスで研究していることを告げ、河合とカルフが会うことになる。カルフと会った河合は、箱庭療法を体験することになるが、箱庭を見た際に、直観的に河合がかつて小学生の頃に見た「箱庭遊びと似ている」と思ったという。河合隼雄は箱庭療法に接した際、欧米と比較して非言語的表現の多い日本の文化に適していると思い、日本へ導入したと語っている。(「箱庭療法」はSandplay Therapyの河合隼雄による訳である。)
そして1965年、河合隼雄により箱庭療法が日本に紹介された。最初は天理市と京都市に導入され、実践と同時に多くの箱庭療法に関する研究も京都大学の河合隼雄や、山中康裕、岡田康伸(3人ともに臨床心理士)などを中心に行われる。その後は、一つの大学にとどまらず他の大学においても活発な実践・研究が行われるようになる。
現在では、病院・学校等の心理相談室・心理療法一般・そして少年鑑別所などの機関で使用されている。その後、日本箱庭療法学会が設立される。
●[編集] 日本の中の箱庭のルーツ
日本には、伝統的にお盆の上に石を置き、風景を作る盆石(ぼんせき)や、盆山・盆景などがあり、古くから箱庭で遊ぶ文化があったという。江戸時代末期から明治初頭にかけては多くの流派があった。湯川秀樹は幼い頃、盆石遊びをし、その遊びを通して「自分の世界を作っていた」という。このように、箱庭が日本に古くから伝わる遊びや風習の中にあったといえる。
1985年に国際箱庭療法学会(International Society for Sandplay Therapy) が設立された。

●道具
[編集] 箱と砂
箱は所定の大きさがあり、それを使用することになる。米国では箱庭療法を導入している病院があるが、基本的に箱のサイズは規格化されておらずバラバラである。砂の種類は特に決まっておらず、基本的に自由でいろいろな砂を使用する(砂浜の砂、土など)。
●[編集] 箱庭の枠
ちなみに、箱庭の枠(高さ7cmの部分)であるが、これは非常に重要である。統合失調症の治療で有名な精神科医で日本独自の風景構成法を考案した中井久夫は、東京で河合の箱庭に関する発表を聞き、箱庭に枠が使用されている点に注目した。そして、患者が箱庭の「枠」があるために、箱庭による自己表現が可能であり、治療効果があることに気づいたという。
中井は紙の縁を枠として考え、治療者が枠をハンドライティングで描くという、自身の風景構成法の「枠付け法」に応用した。中井や山中康裕などの医療系の精神科医が、箱庭療法を病院に持ち込んだことで、箱庭が教育現場だけでなく、病院臨床でも使用される契機となった。
●[編集] おもちゃ
使用するおもちゃは特に決まっておらず、規格化されておらず、セラピストが自由に集めてくる。
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(Wikipediaより引用)