昨夜、待ちに待ったドラマ『不毛地帯』が始まった。

私は、山崎豊子作品は『白い巨塔』しか読んでいない。
ドラマ『白い巨塔』をやっている頃、周りはドラマに釘付けだったが、私は仕事・家事・母の介護と休む時間などなかった。(だから倒れちゃったんだけどね…)
『白い巨塔』は昔、田宮二郎さん主演でドラマ化され、その撮影終了後、自殺されたという話を聞いたことがある。
唐沢寿明さんが、追い詰められることはないのだろうかと心配していたのを思い出す。

山崎豊子作品で唯一見たドラマは『華麗なる一族』。木村拓哉さんが主演だった。
当時、精神科に入院していたので気持ちが追い詰められることもあった。生まれ持った運命を背負い、そのレールに乗って生きていく虚しさを感じた。

今回の『不毛地帯』は本を読んでいないので内容は全く知らない。
私は太平洋戦争が終わって、生きて帰ってきた方々、国内で戦争に巻き込まれた方々、中国から引き揚げできた方々、中国で残留孤児になってしまった方々、まだまだ公的な歴史見解しかわからない従軍慰安婦の方々(集団レイプだとはっきり言って賠償すべきだ!!しかも「慰安婦」っていう言葉は何なんだ?彼女達を馬鹿にしてるのか?)、南の国で餓死や病死した方々、数十年経って日本に戻ってきた方、中国での虐殺、日本へ連れて来られ強制労働させられていた方々、特攻隊、天皇、憲兵。
今、思い当たる太平洋戦争で私がふと思い当たる人々を挙げてみた。
もう、頭が疲れてきたのでこれ以上挙げられないがあの時代に生きていた人々は皆戦争に巻き込まれていた。

しかし、昨日のドラマを見て自分を恥じた。
シベリアに抑留されていた方々が昭和30年代になっても日本に帰って来ていなかったことを知らなかったのだ。
私は、5~6年で帰国されていたのだと勝手に思っていた。何でそんなことを漠然と考えていたのだろうか。亡くなられた方が沢山いらっしゃることは知っていたが、生き延びていた方がずっと強制労働させられていたことを知らなかった。

「これは、いかん」

と思い、早速調べようと今朝図書館に行った。しかし、

「蔵書整理のため22日までお休みですo(^-^)o」

という立て看板があった。。。(T_T)

このドラマと一緒にあの時代のことを勉強したい。

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ドラマ『不毛地帯』で主演を務める唐沢寿明 (C)フジテレビ(Yahoo!ニュースより)