妊娠経験のある方以外はそんなこと知らんでしょうが
「心拍確認の壁」
とでもいったものが妊娠にはございます。

妊娠して6ー7周目くらいに、検査で胎児を見ますと
体の中でちかちか何かが動いているのが見えたりします。
これが心拍。心臓って、またえらく早い時期から頑張ってるわけですね。
ともかく、妊娠初期は非常に流産の可能性が高いわけですが
この心拍確認前が特に高い、ということになっています。
実際私が流産したのもこの時期でした。

その原因の一つと考えられているのが染色体異常というもの。
人間の持つ正常な染色体とは違う組み合わせを持ってしまうと
お腹の中でさえ育つことが難しいんですね。
そして、そうなっちゃう可能性は、そんなにひくくない。
染色体は、コピーと似たようなものです。しかもアナログ。
テスト前なんかに、友達のノートをコピーさせてもらった経験は
結構誰にでもあると思いますが
直コピーならともかく、
コピーのコピーとか、そのまたコピーのコピーとかになると
もはやロゼッタストーンの解読の ほうが簡単だろこれ
みたいなものができあがったりします。
染色体も、そんな感じ。デジタルコピーじゃないんですね。
赤ちゃんの頃持っていたのが原本だとすると、
それをコピーしていくにが成長。
そしてどんどんが薄くなって行く的なのが老化
とで言えるでしょうか。
私の染色体はもういい加減劣化マックスですので
そうした、染色体異常胎児の可能性については覚悟していました。
いましたが
感情は中々ついていかないものです。

最初の妊娠は2011年10月のこと。
あの辺りのことを思い出すと、今でも苦しくなります。
妊娠がわかって、嬉しくて仕方ありませんでした。
夫に告げて、二人で名前を考え、はじまったつわりさえ楽しくて、
行く病院はがんばって調べて決めました。
そしてそこで一つ目のショックに襲われたのです。
はじめましてfenestraと申します。
何も考えずアカウントを設定したため
これがペンネーム的なあれになるのか
ちょっと長いんじゃないのか
いやちょっとか
などと心の中の複数の私がせめぎ合っておりますがまあ
はじめまして。
fenestraです。
後日さりげなく名前が変わっているかもしれないfenestraです。

現在私は妊娠して14週経ったところなのですが
そこでブログを書いてみようかと思った理由は
私の経験が、迷ったり困ったりしている誰かの
小さな助けになればいいなあ、と思ったからです。
このブログで主に書こうと思っている
「私の経験」は正直言って、申し訳ないほど些少です。
B型肝炎の無症候性キャリア、39歳の高齢出産、二度の流産、
新出生前診断、とかね。これくらい。
ですが、似たような悩みを抱えている人はたくさんいるようで
これらに躓いて、情報を知りたくてネットを検索すると
たくさんの情報がヒットしました。
非常に助けてくれたものもありますが、
だけど同時に、いい加減な情報にも、ずいぶん振り回されました。
それは仕方ないことは分かっています。
裏のきっちりとれた情報だけじゃなく推測や嘘も書き込んでいいのが
ネットのいいところ&悪いところ。
これは利用する側の問題です。
ですがまあ、ストライクゾーンがえらく狭くて申し訳ありませんが、
だいたい上記の事くらいは、私が実体験した事を書こう。
でもって、検索で迷い込んできた過去の私にような人に
少しでも前向きになってもらおう
というのが、このブログの何となくの趣旨です。

そんなわけで、書き始めようと思います。
時系列的に順を追って、とはいかないと思いますが
そこはカテゴリわけで乗り切ろうと科学の力に頼っています。
そんなわけで今日は14週です。
一度収まったと思っていたつわりが華麗に復活し
むしろ勢力を増して
豆腐しか食べられないという凄惨な人生を送っているところです。
考えたのですが、やはり、遡るのは今年の10月、
前の二回の妊娠ではどうしてもいけなかったところまで行った
あのあたりがいいんじゃないかと思います。

その日私は担当医師の
「あ、心拍見えますよー」
という報告を幻聴と疑った挙句
「き…機械の故障では…」
と、薄暗く返答してしまったのでした。