あれは、7月上旬の暑い暑い、コモ湖でのこと。

さがせども、さがせども、携帯電話が見つからない!


盗まれた?

置き忘れた?


しかし、探している時間はなかった。


ミラノ中央駅発18時15分のユーロスターに乗車して、

フィレンツェに行かなければならないのだ。

しかも、この日は、イタリア国鉄は、夜9時までストライキとのこと。

コモ湖からの各駅列車もストップ。


なんとか、ミラノ中央駅にたどり着いたのは、18時30分。

前日、スイスのサン・モリッツ駅で購入したチケットは、

ユーロスターのFRECCIAROSSA(”赤い矢”という名前のスーパー新幹線)

プリマクラッセ(一等車)。

駅員に、半べそ状態で、チケットを見せる。

「大丈夫、今日は、ストなので、プリマのお客様は、あそこに止ってる、

19時15分発ローマ行きのFRECCIAROSSA(フレッチャロッサ)に乗車できますよ」。

なんという強運。

「フレッチャロッサ万歳! ユーロスター万歳!」。

結局、出発はさらに遅れ、ミラノを出発したのは、20時30分ころだった。

列車内で、出発を待つこと2時間。

ミラノ中央駅からフィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅までの所要時間1時間45分。

動いている時間より、待っている時間の方が長いなんて、

さすが、イタリア名物「ストライキ」。

遅れたとはいえ、ストライキでも、ひたすら走るユーロスターに感謝状をあげたい気分だった。


フィレンツェのホテルで、ドコモの海外紛失センターの電話番号をゲット。

なんとか、FOMAカードをストップすることができた。

ドコモのスタッフの電話応対は、まるで、天使のよう。

やさしい! 

かなり、癒されました。


教訓! 携帯電話をお持ちの方は、海外紛失センターの電話番号を、

バッグやポケットなど、数か所に必ず入れておきましょう!


つづく