こんばんは。

12/5に限定一週間(一部延長)で公開された「Over The L'Arc~en~Ciel」。

私も公開初日、翌日、そして11日の3回見に行ってきました。
映画館の上映時間が直前にしかわからない状況で、よく3回も見に行けたなwと自分でも驚くような行動力w まあ、前売り買ったし無駄にしたくないという気持ちも強かったんですけどねw やはり、ラルクのことになると違うなって。
上映期間終了してるところもあるので、ネタバレガッツリ含めつつの感想を書きたいと思います。

初日に見に行くということもあり、ネットにあふれるネタバレはあまり見ませんでした。
私が見たのはレイトショー。金曜ということもあるし、人の入りはどうかな?って思ってたんですが、特別興行ということもあり各種割引もなく、当日だと2500円という金額もあり、人は限られました。
グッズはラバーバンド(ラババン)とパンフ。ラババンは2つ買って2つとも緑という奇跡w 翌日ほろわさんに交換してもらえたので良かった!

どんな始まり方なのかなっと思ったら、tetsuyaさんがどこかの楽屋でシリアストーンで語るところからスタート。なんのことを言ってるの?と思いますが、それは最後に分かります。

tetsuyaさんからhydeさんに場面は転換。hydeさんの衣装でここはハワイだという事が分かります。
監督さんがhydeさんに正直撮り続けていいものかどうかと相談しますが、hydeさんはすぐに全部撮ればいい、と答えます。どんなことであろうとも、ドキュメントである以上撮り続けた方がいい、ということでしょう。途中ハワイのbyebye演奏中のtetsuyaさんとhydeさんの泣き顔が挿し込まれ。
社長がtetsuyaさんにツアーの裏側に密着して、それを最終的に映画にしたいという説明をし、それに対してのtetsuyaさんの考え
などなどを横浜で行われたFC限定のライブの楽屋(だと思われる)で話てる場面からスタートします。
その後kenさまとyukihiroさんのインタも流れ。写真集の撮影現場の様子や、映画を撮るということの説明などなど。
ドキュメントというのは、知ってる部分だけでみるっていうのもあるけど知らない部分を見せるということもあり、今回はそっち。

また横浜にシーンは切り替わり、社長がスタッフさん達にドキュメントの説明をするしーん。私達は全く知らなかったけど、ここから(実際はもっと前から)スタートしていたのだなと。
まあ今になって考えれば、今までで最大のワールドツアーになるわけだし、メインとも言えるMSGでの公演もあるわけだから、L'7のパリもドキュメント撮ったという実績からしても、撮影しない手はないと思っただろうし、私もそういうことはしているだろうなとは当時から思ってました。NHKでの特番でも様子は流れてしたしね。元の映像はあるとは思ってました。
ツアーのリハシーンのギター持ってるkenさまの雰囲気がやばかった/// ああいう雰囲気が大好きすぎて。
hydeさんが、誰がバランスをとっているかというのはその時によって違って、このツアーに関してはkenさまが結構バランス取ってるって話されたの聞いて、正直へーーーー!ってなりました。いろいろ決めてるって言ってましたよね。それもなんか意外でした。

そして舞台は最初のツアー地である香港。
空港で待ち構えるたくさんの人。もみくちゃになりながら移動するメンバー。
記者会見も香港でしたね。WTへの気持ちを聞かれて「嬉しいです」の一言で終わるyukihiroさん。インタでは「10秒で20年を語るのは無理だし、喋んないからね」と。確かにそう。色んなものを含めようとすれば長くなるし、使われる部分によっては誤解を招いてしまうかもしれない。
同じようなことは他の三人も言ってましたね。hydeさんは言葉を発するのが苦手だから、そのかわり音楽で伝えると。
kenさまも、言葉に意味を持たすことにものすごく抵抗を感じると。下らない事はいくらでも盛り上がるけど、真面目に話すことは苦手だと。その代わり音楽で音で表現してるからサー。と
この手の話はまえから何度も語られてる話ではありますが、またもやkenさまの表現にらしいなーなどと感心したり。

そうそう、香港は何と言ってもライブ後の2階建てバスのシーン!!!四人で乗ってるし!!(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)日本ではありえない!!
しかも!!kenさまがhydeさんに向かってわーーーって万歳したら、hydeさんもそれに応えるとか!!!!
もう、なんかこのシーンはら、ラルク(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)ってなりました(泣いてはない)。

続いてタイ。
空港で待ち構えてる人たちを見て現地のおじさんが「ラルク?」って一緒にいるおじさんに日本語で聞いてて、それにすかさず「ラルクアンシエル、あ、バンドです」って答えてて、えええ!!あの、知っててくれてありがとう!と思いました。お子さんが好きだったりして知ってたのかな?それにしても海外で日本語で会話がされてるっていうのにも驚き。親日の国ではありますが、それだけの日本人がいる、という現れですかね。
タイの衣装kenさまとyukihiroさんはこのツアーの中で一番普段着に近かったな、と変なところを覚えてますw

上海。おっかけがすごかったなー。結構大きなアリーナで、tetsuyaさんはデュラン・デュランのポスターに興奮してましたね。自分たちのも貼られてて、サインするから一生飾っといて!とかw あのポスターはその後どうなったんでしょうかね?w
上海の時か台湾か忘れましたけど、舞台監督さんとシーラカンス(WTの幕間に流れてたの)の話をしているhydeさんの姿がありました。そこから、彼のライブ演出に対しての気持ちも語られてました。昔は華美で有ることが大事だったけど、今は自分の好きな映像しか流したくない。センスが大事だと。一部わかるけど、一部分からなかったです。
いばらやDRINK IT DOWNの演出はカッコいいし大好き!なんですが、私はどうもSTAY AWAYのあの骸骨踊りはホント苦手で……あれみると途端にのれなくなる。皆さんが一番文句言ってる虹の演出よりも苦手。MSGの上から花火の映像も流れましたが、あれはライブビューイング行った時も思いましたけど、演出がどうとかの話ではなく、純粋に火花でやけどとか大丈夫??ってなったしw 
どうやらツイッタでファンが呟いてることも分かってるようですから、そういうのもちゃんとみて、気持ちをわかってもらえたらなと。
私のようなセンスのない人間がどうこういう立場でもないですけども、これだけは言いたかったので。

台湾。tetsuyaさんめちゃめちゃ風水行ってましたね。あんだけいろいろ言われたら、誰にでも当てはまりそう…とか思ったり。hydeさんのお風呂入れるシーンはまるで女性のように見えてしまいましたw

ニューヨーク。やはりメイン、と考えられていた場所だけあってスタッフさんもメンバーも気合が入ってるように見えました。リハ中に青い光の中一人佇む(というかワンショット)横顔のkenさま///この横顔とこの雰囲気がすっごく良かった!!ああいう、顔にこそkenさまの全てが現れてるなって常日頃思っていて。まさにその顔!だったので。
自分が見た席に行ってみたりとか、やっぱそこでやることの意味みたいなのを改めて考えたりしたのですかね。
hydeさんのヘアメイクさんが部屋に流れてるCHASEを口ずさんでいたのが、なんだかとても嬉しかったです。
ニューヨークのラルクのストリートチームの人たちはすごい!の一言でした。スタッフよりも宣伝活動頑張ってるなって。あの国でメインストリームになることが夢とか………果たして私が彼女たちの立場だったらそこまで頑張れるかしら、などと。好きなものを他の人にも広げたい気持ちも、好きな物を共有したい気持ちも、もちろんあるけれど、それを彼女たちのように形にすることって、すごくパワーがいることだしと。ツアーが終わった今でもチームとして活動してるんでしょうね。彼女たちの熱量からすれば、その姿を想像することは容易です。

ロンドン。小さいキャパについて、もう少し大きな場所を目指したいと。
スタッフさんも言ってましたけど、私の中でも、日本の音楽を受け入れていない国の上位に入るので、まだまだ広げるためには努力が必要なんでしょうね。
それにしても、あれだけのキャパでラルクを見れるって日本では中々無いので、一体感とかはやはり感じましたね。ロンドンのforbbiden loverはNHKの特番でも放送がありましたがすごく良かったし、ライブとしてはとても良いものになったんではと思います。
次行く時は隣で!!是非!!

続いてパリ。恐らく多くの人にとってもラルクの第二の故郷(といったら過言かもですが)ともいえる場所。ロンドンからはユーロスターでの移動。それぞれ一人ずつの座席に座り、各々のスタイルで時間を過ごしていたようですね。
kenさまはつばのある帽子を横に被ってかわいかったーーーー////ああいうスタイル結構好きですよねw
yukihiroさんのポッキー(だと思う)食べてる姿もふふってなりました。
そして、ユーロスターの中での出来事といえば!wフランスに入った瞬間のhydeさんの「ボンジュール」。係の男性が「オレンジジュース」と勘違いしてサーブしそうになって、通訳の方が慌てて違うと訂正するシーンw
「馬鹿にしやがって」って言う言葉は、いろんな意味を含んでいるように思いましたね。
ユーロスターから降りてkenさまがツアー監督さんと朗らかに談笑してて、そこにもほっこり。hydeさんも街中でもボンジュールと言ってて嬉しそうだったし、やはり思い入れもあるのかなぁと。
kenさまといえば、パリでの取材のあと、強風の街中で、被ってた帽子が何度も風で煽られ、追いかける場面が!!全kenさまファンはあれにやられたでしょうね(私ももちろん)。

ライブ前のファンの人たちの熱気も来るものがありました。定番の\L'Arc~en~Ciel!/コールもパリが1番かな。
ツアー監督さんも言ってましたが、パリのライブは今回もとても良かったと私も見て思いました。メンバーも日本でやってるかのような雰囲気があったし、なによりお客さんの暖かさが。またパリでのラルク観たいです。

シンガポール。は記憶が(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)来てくれるのを待っていました!というファンの言葉はとても印象的です。
この辺りはまた年末に確認したい!

ジャカルタ。ここは正直ツアーに行くまでこんなに熱いの??って知らなくて、そして一番ラルクを観たい場所になりました。
国外で唯一の野外でのライブ。確か90%で雨模様だったのにも関わらず、当日は雨も降らず、会場に入り切らないくらいの人が集まり。そんな中のあなたの大合唱。ほんと何度観てもいい。hydeさんが凱旋の時にも言ってましたが、人種も話す言葉も違うのに、みんな同じ顔してる、泣いたり笑ったり。音楽ってそういう壁を乗り越えられるもので、それを肌で体感してたんだなぁと。ジャカルタのMCも少し流れましたが、日本語でしたしねwあれをどこまでわかってたのかなー。とは気になるけど、やはり本編の曲でどれだけお互いに気持ちが伝わるか、ですからね。
その想いが一番感じられたライブだったように感じます。
人口比率的にはこれだけ人が集まってもまだまだ、と言っていましたが、これからどうなるんでしょうかね。
次のツアーにも必ず入ってくる場所であると私は確信してます。ラルク聴くならジャカルタが一番観たいかも。そう思わせるライブだったと思います。

ソウル。虹での羽根飛ばしの事が話題に。固まりすぎてちゃんと飛んでなかった事がhydeさんとしては納得行かない演出になってしまったようです。舞台監督さんに、少しくらい失敗してもツアーだから仕方ないっていう考え方はだめだと。
これは私達の日常にも起こり得る話ですよね。練習を重ねてもトラブルが発生したり、日々の仕事を疎かにしてしまったり。身につまされる話としてみてました。
羽根飛ばしのプロってフレーズ、ちょっと怒ってるのかな?って思いました。
ソウルといえばもう一つ。ここは叙情詩のリハシーンが用いられていましたが、叙情詩といえば、セルマイフォーメーション!(L'7参照)ですが、リハでもそれを見れて///と思ってたら、ちょっと様子がおかしい。kenさまです。
hydeさんがkenさまの打ち合わせの様子を見て、今日はちょっと気持ちが落ちてるって事をすぐに察して、監督さんに指示してるのが!!もう!!このシーンはとっても印象に残りました。やはり、長く続けているだけはあるし、個性の塊のラルクだけど、他のメンバーの様子もちゃんと気にしてるんだなって(;_;)

そして舞台は日本へ。日スタは最前列の思い出深いライブ。確か前日辺りに雨が降って、それの流れでtetsuyaさんのお怒りのシーン。あの時、3月の国立で見たあのセリフも言ったんでしょうね。本編ではカットされてましたが。tetsuyaさんの言ってることはほんと正論で、あれだけの人数の人が居るのにもかかわらず誰も気づかないっていうのは、ちょっと正直心配になりました。tetsuyaさん本人も言ってましたけど。ほんと目線がスタッフさんで。ベース誰か弾いて!って冗談で言ってましたけど、ほんとあれくらいいろいろ気づくスタッフさんは貴重なのかもですねw それにしても、ほんと周りの環境が心配です。
トップの人たちの周りもやはりトップであるとばかり思っていたので、この映画で一番のショックはもしかしたらそこかもしれません。

USJ。hydeさんのハリドリww笑ってしまったwあのシーンを停止させる必要ってあったの?w
あとケータリングでkenさまお手製の焼きそばシーン!!!あの焼きそば!!普段食べてるの!!嬉しい!!結局ご自身は時間オーバーで食べられなかったけど、tetsuyaさんが代わり?に食べてましたね。大阪時代kenさまが作ったお好み焼きが一番おいしいお好み焼きだと、女性スタッフさんに説明してました。
kenさまの!焼きそば!!食べたい!!!

そうだ、あとここはほっこりシーンが!サブステの往復に利用したフロートのリハで、yukihiroさんに「昨日何食べた?」って聞くkenさま。そしてその答えに小さい声で「メンチカツ」っていうyukihiroさんwあの二人の距離の縮め方がなんともほっこり////でした。

そして最初の国立。リハでhydeさんの顔T着てるyukihiroさんと、真顔でyukihiroさんの顔T着てるhydeさんwシュールだけど、なんともいいシーン。国立に変わった時に、hydeさんは3つとも同じにするのか、それとも違うものにするのか、と言ってましたが、違う物を選んでくれたことに感謝しています。

日本人のインタはなんというか、海外の人達のそれとは温度差を感じましたね。

国立の映像の時だったと思いますが、kenさまが、音楽始めた頃は自分達の音楽を聞きたい人がいるから、そこに行こう!ってなって。それが今は海外のあの国で聞きたい!って思ってくれてるから、そこに行く。それが音楽をする理由になっていて、そこは今も変わらない(ニュアンス)って言われてて、なるほど、と思うと共に、ラルクを待ってる人が沢山いるから続けていくことを選んで、今も私達に素敵な音を届けてくれているのだなと。
hydeさんも、未来を見て、苦労するだろうなって思う道をあえて選ばないといけない時もある(ニュアンス)って言ってて、ほんと今までに数え切れない葛藤と戦ってきたのだなと。


そしてシーンは冒頭に戻ります。ということはハワイ。
哲学2でも語られていましたが、この本だけでなく、今まで大変お世話になった編集者さんの突然の死。最後にとてつもなく重いものがラルクに襲いかかります。
ハワイ初日に歌われた、彼に捧げるbyebye。現地参加者さんたちから言わせれば、もっと歌になっていなかったと。それくらい、ショックを隠せなかったと。
だからだと思いますが、この曲を持ってきた事には一番否定的意見が多かったように思います。
私は全くこの映画までハワイのシーンは見たことなかったので、詳しい事は分かりません。

ただ、このハワイのライブ、バランスを取っていたのは、明らかにkenさまとyukihiroさんだったなーって。kenさま、いつもなら終わったらすぐ帰っちゃうのに、ピック投げたり、あんな笑顔を見せたり。yukihiroさんもお客さんにいつもより長く挨拶してたと思うし。二人が泣いた分、kenさまは笑っていようと思ったのかなって。言葉には一切出さないけど、メンバーを気遣っている事はよく伝わってきました。
最後はいつも通りtetsuyaさんのまったねーー。で終わり。


長々と書いてしましましたが、ドキュメント映画としてどうか、と言われたら正直微妙だったかなと。各地での歓迎ぶりは当時でも毎回報道されてて目新しい感じではないし、かといってそれぞれの会場での演奏をフルで流すかって言うとそうではないし(ドキュメントだから当然だけど)、泣ける!という前評判とは裏腹に私は一度も泣かなかったです。うるっとは何度もしたけれど、そこを超える感情は生まれなかったなと。
じゃあ、なんで複数回見に行ったのか?と聞かれたならば、一番最初にも書きましたが前売りを無駄にしたくないというのは勿論ですが、やはりラルクが好きだから、というのが理由だと思います。映画見無かった方が良かった?って聞かれたら、一切そうではないし、好きであるならどんな感情を持つにしても見てもらいたいと思いました。

あと、他にも言ってる方もいますが、二年前のツアーのことを、なぜ今公開するのかと。もっと早くにやるべきではなかったのか?というのも、何かしらの答えが出たからなのかなと。
tetsuyaさんが哲学2で音楽から遠ざかりたい、と言っていたのが、今年春までラルクが動かなかった理由だと思ってるし、そうでなくなったいま、だからこそなのかなと。
人気商売だから、海外での人気もいつまで続くのか、二年前と比べたらどうなのか、ということも、よくは分かりませんが、あれだけの規模のものは当時だから出来たっていう部分も大きかったのかなと。
今度のツアー(二年前から投票が行われ続けてる)は、果たしてとうなるのか、と考えると不安に思ってしまったりして。

だけど、ひとつ確かに言えることは、ラルクが好きだということ。彼らの奏でる「音楽」という彼らの言葉が聴きたいから。今ラルクを待っている人達は皆同じ気持ちだと思います。好きである限り、待ち続けます。

長くなりました。
ブログを下書きしてる間に、ニコ生で年末に未公開シーン含む限定上映も決まったようでw リクエストにお応えしてって、誰がしたの?wっていうツッコミも沢山ありましたが、放送がある以上私は見るつもりです。もう一度見て自分の記憶を確かめたいし。

というわけで、ほんとに長くなりました。フェムトでございましたー。