脳卒中と動脈硬化のいろいろ | 齋藤涼太のブログ

どうも、齋藤です!

 

前回は動脈硬化が原因で発症する「虚血性心筋梗塞」について話したから、動脈硬化が原因で発症するもう一つの恐ろしい病気「脳卒中(脳血管疾患)」について話していくね!

 

(前回の記事はこちら👇)

 

 

 

【脳卒中(脳血管疾患)】

脳内で血管が破裂したり血管が詰まったりしてしまう病気。

意識障害をはじめ、手足の麻痺や感覚障害、言語障害、視覚障害などが後遺症の発症ケースとして見られる

脳血管疾患には「虚血性」と「出血性」があり

 

脳出血・くも膜下出血・脳梗塞

 

この3つを合わせて「脳卒中」と呼ぶらしい!

だから「脳卒中」は病名ではなく「総称」ってことだね!

 

 

そしてこの脳血管疾患は老衰を抜くと死因ランキング3位になってるくらい病気。

 

令和元年でその数なんと10万6,552人!!

 

こちらはがんや心疾患と比べるとあまり男女の差は見られない。

 

今は脳血管疾患全体の数値を見たけど、今度は脳血管疾患の中でどの病気の割合が多いのかを見てみる。

(2020年度の脳卒中死亡者の内訳)

 

脳血管疾患の中でも際立って多いのは半数以上を占めている「脳梗塞」

「脳梗塞」は血栓が詰まったり血管が狭くなって血液が流れにくくなったりすることで起こる病気

「脳内出血」と「くも膜下出血」を合わせても足りないほど多い

 

 

じゃあ今度は脳血管疾患の「年齢別」で見たらどうなるだろうか?

(参照:わが国の脳梗塞患者と脳出血患者の年齢分布:日本脳卒中データバンクより)

まずは左のグラフから

(脳梗塞)

男性は70代前半でピーク

女性は80代前半でピーク

 

(脳出血)

男性は60代前半でピーク

女性は80代前半でピーク

 

こんな感じで高齢者に非常に多い病気となっているのがわかる。

 

次に右のグラフ

これは3〜5年単位で区切って、発症時年齢の中央値の推移を表してるんだけど、その「中央値」が少しずつ上がっているのも世界一の長寿国である日本の特徴

 

 

前回話した「心疾患」も今回話した脳血管疾患(脳卒中)も同じように「血管の病気」

動脈硬化によって血栓ができ、血管が詰まったり、流れが悪くなることが大きな原因とされていて場所が「脳」だったか「心臓」だったかの違いってだけ。

 

そのため「動脈硬化」の予防がとても重要になってくるから次回はその予防を話していくね!