モーターサイクルワイナリーず
OPUS26 Montes
このモンテスはWorld's Best Vineyards Awardsで世界で6番目の葡萄畑に選ばれたそうです。
それはそれは美しい葡萄畑でした。
ここはSantaCruzという街で、Opus25のサントフェルナンドから更に南西にバスで40km程来た小さな町です。
因みに電車でも来れます。
ホテルで借りたレンタサイクルで移動してるんですが、道に迷って若干の遅刻で到着しました(笑)
丁度カベルネ・ソーヴィニョンの収穫をやってました。
ここは屋上で、作業が終わった葡萄は下の階の発酵タンクへ落ちていく仕組みになっています。
アイコンはフレンチバレル発酵と熟成も行い、白ワインの発酵温度は14度程度、赤ワインは30度以下で行っているという事で、まぁ普通ですね。ポンピングオーバーを行っているそうです。
発酵用巨大樽と、奥には発酵用ステンレスタンク
どこかに葡萄が落ちて来ている筈なんだけど…(笑)
此方はセラーの中です。音楽を流す事できっと良い事が起きると信じているそうです(笑)因みにこのバレルルームはアイコンワイン用で、フレンチオークのバリックが99%(笑)で全て中身が入っている商品だそうです。
ここにたどり着くまでの道のりですが、近くを川が流れていて川の向こうが山。その手前に葡萄畑という位置関係になっています。
さて、テイスティングは4杯ですが、その前にさらっと地理関係を整理しましょうチリだけに(笑)
先ず一番下のItata Vineyardが2杯目のワイン
真ん中のMarchigue VineyardとApalta Vineyardが3杯目
で、そのApalta Vineyardのすぐ下にあるSantaCruzが今いる町で、その右下にあるCricoで収穫されたのが1杯目です(笑)
MONTES シャルドネ Cricoの葡萄使用
ステンレスタンク発酵の10か月樽発酵
まだフレッシュさの残る黄緑色。樽の感じはそんなにきつくなくHPによると30%が新樽で6か月熟成との事です?変わったのかしら?
白桃位までの穏やかなフルーツ香と微かにパインの様なトロピカルさもある。コク、ミネラル、旨味を伴う苦みはしっかりとあり酸は控えめでチリ臭はない。中々、値段の割には十分美味しい。
鳥豚肉とも十分楽しめると思う。。。が、私の2019年製のメモと2020年現在のHP情報には色々相違があるので…この先は是非君たちの目と舌で確かめてくれ!(笑)
MONTES OuterLimits
サンソー Itala
50%樽熟成(3rdUse)
結構酸化したニュアンス。スパイスや黒いフルーツの香り。
少しオイリー。何か全体がなじんでない様な、ひと昔前のドイツのピノノアールの様なニュアンス。
バンドで言うと、ボーカルとドラムはいるがベースとギター不在の様な感じ。
さて、サンソーとは少し珍しい品種ですが、元々南フランスによく植えられていたそうですが減少の一途を辿っています。
1年で作付け面積が14%減少したという話もあります。
しかし近年南アフリカでサンソー100%のワインが注目を集めていて緯度的には南アフリカとItalaは近い物があるんです。まぁ、南アフリカって実はそんな南ではないんです。
さて、そんなサンソーですが、収量が結構多くて廉価なワインが多くなってしまうので作付けが減っているんですが、終了制限をかける事で高品質なスタイルに変えているんです。
今後の活躍が期待できるワインですね。
Itala辺りになるとフンボルト寒流の影響も受けて結構涼しくなるはずですし、お隣のアルゼンチンでは最近パタゴニア辺りまで産地が増えてきていますので…。
モンテスアルファ メルロー
メルロー90% カベルネ10%
50%は1stを含む2nd,3rdのフレンチオークで12か月の熟成。
中々濃い色、熟したフルーツの、プルーン等の黒い果実。
乾いた木や灰、ドライハーブなど乾燥したニュアンス。
カイケン ウルトラ
マルベック100%
12か月 2ndバレル
Montesがアルゼンチンのメンドーサで仕掛けるプロジェクト。
少し乾いたニュアンスで埃っぽい。
しっかりと成熟したフルーツの香り。
少しシンプルな感じ、フレッシュ感も残る。
しっかりと実の詰まったワインで非常に完成度が高い。
スタートからフィニッシュまで全ての段階で充実した味わいがある。
個人的には、少しシンプルだがとても好きです。