お父さんを許してあげてください… | 体外離脱サラリーマン・とみなが夢駆のヘミシンク体験日記

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ヘミシンク愛好家のサラリーマンのヘミシンク体外離脱体験記。酒と阪神とヘミシンクをこよなく愛するアラフォー会社員がヘミシンクで知覚した出来事を楽しく綴る脱力系精神世界体験ブログ。著書『体外離脱するサラリーン』(ハート出版)全国の書店で大好評発売中!

本日は、マイミクのアイリさん経由で依頼のあった、
アイリさんのリアル友達の、ぽーさん(仮名)の前世拝見レポートです。

いつものようにヘミシンクCDを聞くと、ぽーさんのガイドさんが現われます…。

剣道の胴衣を着て、手には竹刀を持った、とても元気のよい子供…。
かぶっていた面を外すと、ポニーテールで、目がぱっちりした、
かわいらしい10歳くらいの女の子でした。

この剣道少女さんに、「ぽーさんの現世にとって、
一番影響のある過去世を見せてください」とお願いし、
「ぽーさんの部屋」…と書かれた扉を開けてもらうと…。

いつものように、僕はザブンと夜の海に飛び込み、次の瞬間、
いきなり今の福島県あたりの、海岸部の上空にいました。

そして、そこにスーッと吸い込まれ、

次に見えたのは、海岸で網の手入れをしている、おばあさんの映像…。
どうやら、このおばあさんが、ぽーさんの前世のようです。
時代は、江戸時代の中ごろだそうです。

で、このおばあさんの人生を、子供の頃から順番に映像で見ることにします…。

まず、そんなに豊かではない、普通の漁師の家に生まれたのですが、
わりと漁には恵まれた漁村だったらしく、
そんなに食べ物に困るようなこともなかった…と。
むしろ、魚が大好きで、とってもおいしい…というイメージが伝わってきます。

そして、村の漁師の男性と結婚するのですが…

この時代は、もちろん自由な恋愛なんてないわけですからね、
当然親同士が決めた結婚だったわけです。

で、結婚したご主人がね、とても気が小さいくせに、
酒を飲むと、人が豹変し、酔って、ぽーさんの前世である、奥さんに対し、
結構暴力を振るう…なんてこともあったらしく、
ぽーさんも、大変苦労したらしい…。

でね、なんで、この前世が、今のぽーさんにとって、
一番影響が大きいかというと…。

この酒乱のご主人は、
来世では、ちゃんとぽーさんを愛せるように、
そして、愛することを今世の課題として、

今世のぽーさんの父親になるべくして、生まれてきた…。

つまりどうやら、あの酒乱のご主人は、
今世のぽーさんのお父さんとして、
そしてぽーさんは、その娘として生まれ変わってきてる…
とのことなのです…。
前世で夫婦だった人同士が、
今世では親子という形で結ばれてるってことみたいです。

で、なにかぽーさんにメッセージはありますか、とガイドさんに尋ねると、
珍しく、何か質問や相談したいことがあったら、てっちゃんに言ってみてね、
そしたら、またてっちゃん経由で、メッセージを伝えるね…

とのことでした。
ですから、もしガイドさんに聞きたいことがあったら、
後日また、ぽーさんのガイドさんに、僕からアクセスしますので、
なにか聞きたいことあったら、お伝えください。



……さて、僕は、この先を、どう書こうか、とても悩んでいます。
いつもなら、ぽーさん、お父さんを大事にしてくださいね…
って感じで、終了なのですが、

家族って、いろいろ微妙な問題をはらんでることが多いですからね、

念のため、ぽーさんの前世を見終わった後で、
アイリさんに、ぽーさんのお父さんについて聞いてみたところ…

ぽーさんのご両親は、ぽーさんがまだ小さいうちに離婚し、
ぽーさんのお父様は、今は別の女性と再婚していて、
ぽーさんは、お母様に引き取られ、お母様が、女手ひとつで、
ぽーさんを育てあげられた…とのことでした…。

で、これを、仏教思想的な「因業(カルマ)説」の観点で見ると、

ぽーさんのお父さんは、前世で、ぽーさんを大切にしなかったというカルマを背負い、
そのカルマを解消し、きちんとぽーさんを愛する責任を果たすために、
今世で、ぽーさんの父親として生まれてきたというのに、
その責任を、ある意味途中で放棄してしまい、
また、今世で、新たなカルマを背負ってしまうことになった…

と、解釈できないこともないわけで…。

でもね、僕は、たくさんのかたの前世を拝見して、
この仏教思想の因業説っていうのも、
あくまで現世での観点や価値観から見たことであって、
一面的な視点から見た、ちょっと偏った宗教思想なんじゃないかな~
…と、最近は思うようになりました。
だからって、仏教全体を否定してるわけじゃないですよ、もちろん。

僕らの、この現世の視点で見れば、ぽーさんのお父さんは、
ぽーさんを、ちゃんと大人になるまで成長を見届けるという責任を果たさなかった、
よくない無責任な父親だ…というふうに見えるかもしれない。

そして、ぽーさんも、お父さんがいないことで、
とてもつらく寂しい思いをしたことも、たくさんあったんだろうな~と思います。

だから、ぽーさんのお父さんを、よくない父親だ、と、
僕らが断罪することは、ものすご~く、簡単です…。

でもね、僕は思うんです。
こういうつらい経験も、ぽーさんにとっても、そして、ぽーさんのお父さんにとっても、
きっと、お互いにとって必要な、今世で何かを学習するための経験であり、
今世でのテーマなのではないか…と…。

別に、ぽーさんのお父さんの肩を持つわけではないけど、
離婚するために結婚しよう、なんて、バカなことを考える人間はいないわけで、
ぽーさんのお父さんだって、幸せになりたいと思ったから結婚したんでしょうし、
ぽーさんが生まれたときは、きっと、すごくうれしくて、幸せな気持ちだったと思うのです…。

ただ、残念ながら、その幸せな生活は、長続きしなかった…。
きっと、ご両親の間にもね、いろんな葛藤があったと思います…。

でも、そんなご両親を見て育ったぽーさんは、
自分の父親を「反面教師」にして、

自分は、自分を一生愛してくれる、素敵な男性と結婚しよう、
そして、幸せな家庭を築こう…て強く思ってるかもしれない。

で、自分が子供を作るときは、自分のようなつらい体験をさせないように、
きちんと親の責任をもって、たくさんの愛情で育てよう…
と思えるようになれてるかも知れない…。

だからなおさら、男を見る目もしっかりと厳しいものになり、
おかげで、浮ついた、いいかげんな男にひっかかったり、
そんな男の子供をうっかり作っちゃって、安易なできちゃった結婚に走らずに済んできた…
ってこともあるかも知れません…。

あるいは、私は、一生結婚なんてしない…なんて思ってるかもしれない…。
でもそれもまた、ひとつの生き方ですしね。
肯定も否定も、そこにはありえないわけです。

今、無責任に子供を作る、親の自覚のないヤンパパ・ヤンママって増えてますからね~…。

夜中の12時過ぎに、子供を連れて居酒屋で酒飲んでる若い夫婦を見ると、
唖然として、お前ら子供家で寝かせろよ!
って怒鳴りたくなるような怒りすら覚えます…。

でね、なにを言いたいかっていいますと、
僕もアラフォーなんで、この年齢になってようやくわかってきたことなんですが、
人生ってね、つらい経験、苦しい経験から学べることの方が、
圧倒的に多いものなんですよ。

でね、つらい時、苦しいときも、前向きな気持ちでいれば、
あの時はつらかったけど、
経験してよかったな~って思える日が、必ずやってくるもんなんですね…。

そしてそれは、ぽーさんも、ぽーさんのお父さんも、同じなんですね。

だから、第3者というか、他人の僕に、
こんなこと言う資格はないかもしれませんが…
それでもあえて、言わせていただきます。

ぽーさん、どうか、寛大な「愛」の心で、お父さんを許してさしあげてください。
そして、その寛大な「愛」の心を、
ぽーさんの、周りにいる人たちにも、分けてあげてください…。

口でいうのは簡単なことだし、
こんなえらそうなことを、上から目線で言ってる僕自身が、
果たしてそんな生き方を実践できてるかどうかというのも、
はなはだ疑問なところではありますが、

僕自身、そんな生き方をできるようになればいいなあって思いますし、
ぽーさんも、これから死ぬまでの間の人生を、思う存分楽しんでくださいね!!