こんにちは、杉原佳子です。
私事ですが、先日の日曜日、東京マラソンに行ってきました。
ランナーではなく、ランナーの応援をするために…。
まだまだ北風吹きすさぶ、冬の日の午前中、
BCSC(乳がん体験者のコーラス隊)が30数名集結!
そしてこれは、以前出演したステージのときに、
BCSCメンバーお揃いで作ってもらったオレンジのTシャツ。
最近入った方は、上手に同じようなオレンジの、
セーターや首元にファーを身に着けていました。
このオレンジは、色彩心理的な視点から見ても、
多くの人が「元気」「活発」などの言葉をイメージする色。
そのオレンジを身に着けたBCSCメンバーは、
始まる前から、コミュニケーションもおしゃべりも活発に!
スタートに向けて、徐々に気持ちを高めていきました。
実は昨年も参加した私は、
まだまだ緊張する気持ちが先に立ち、
うまく歌えるかな、歌詞間違えないかな、
なんて不安も大きく、
肝心のランナーの応援、できていたのかな~??
という、頼りない状況でした。
そんな気持ちの私にとっては
このオレンジ色が、何ともまぶしく感じたものでした。
でも今年は、私だけでなく、
それぞれの病気や治療の体験を経て、
またその経験があったからこそBCSCに出会い、
歌を始めた、BCSCみんなの気持ちが、
この1年の間に、いつのまにか、
自分自身に向けて歌う気持ちから、
聴いている人にメッセージを伝えよう!という気持ちに
変化していることを感じました。
そしていよいよステージがスタート。
私たちの前を、ランナーが走り抜けていきます。
彼らに手を振りながら、そして振リ返してもらいながら、
すごーく楽しく、晴れやかな気持ちで歌っていました。
「大変なときも、自分らしく、走り続けよう」
こんなオレンジ色に込められたBCSCからのメッセージが、
今年はちゃんと、ランナーにも届いたのではないでしょうか。