トヨタホームのシンセシリーズで家を建てています。
思い出としてこれまでに調べたこと、学んだこと、起こったこと、考えたことをまとめています。
順番とか何も考えて無くてすみません口笛

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皆さん、テレワークとかコロナ対策してますか。私はシステムを管理する側の立場の人なので、全社員テレワークできるようにしろや!!と上から言われて大忙しショボーン
リスク対策は普段から計画的にしてほしいものです。


前回、全館空調・スマートエアーズの仕組みを簡単にまとめました。今回はスマートエアーズとセットで導入されるピュア24セントラルについてまとめます。

ピュア24セントラルは全熱交換の換気システムです。2003年に建築基準法が改正され、常時換気が可能な換気設備の設置が義務付けられていました。

前回のスマートエアーズの画像を見てみると、ピュア24セントラルが一緒に載っています。

新鮮な空気が居室の給気グリルから供給されます。スマートエアーズと同じように建具の隙間などから還気グリルに戻ってきます。還気グリルは洗面所などに設置されます。天井裏に全熱交換器を入れるため、還気グリルがある場所は天井が低くなります。


以下の図は熱交換を説明したもの(冬の場合)です。窓を開けて換気すると、暖めた空気を外に出して、外の冷たい空気を取り込むことになってしまいます。熱交換器を介することで、室内の温度を外の空気に渡しながら換気します。これによって、新鮮な空気を取り込みながらも、効率的に冷暖房が行なえます。


http://www.toyotahome.co.jp/smartairs/safety/

熱交換率というのは、どれだけの熱を取り込むことができるかです。70%は今どきとしては高くはないです。

 

熱交換システムには全熱交換と顕熱交換という種類があります。顕熱交換は熱のみを交換するのに対し、全熱交換は熱と湿気を交換します。

熱交換は以下のように家の中の空気と外の空気が仕切板を挟みながら流れることで熱を交換しています。この仕切板が湿気を通す素材なら全熱交換、そうでなければ顕熱交換になります。ピュア24セントラルは全熱交換です。


https://www.daikinaircon.com/catalog/kanki/va_home/feature/


外の新鮮な空気を取り込むことが換気システムの元々の目的でした。とはいえ、外には花粉や排ガスに代表される取り込みたくないものもあるわけです。窓を開けて行う換気とは異なり、換気システムではそれをフィルタできるのがメリットです。

ピュア24セントラルでは、防虫フィルタと外気フィルタの2つで空気を綺麗にしています。じゃあ、どのくらい綺麗にできるのというのを表したのが以下のグラフです。


http://www.toyotahome.co.jp/special/feelas/2017/technology/

フィルタは何社か見る限りでは大差はなさそうです。


熱交換、フィルタときて最後は換気の仕方の話です。換気方式には第一種、第ニ種、第三種の区分があります。給気、排気をファンを使って強制的にしているかどうかの差です。

換気方式 給気 排気
第一種 機械(給気ファン) 機械(排気ファン)
第ニ種 機械(給気ファン) 自然排気
第三種 自然給気 機械(排気ファン)

ビルでは使い分けているという話を聞いたことがあります。例えば喫煙所では外に煙がもれないようにするために第三種換気が多いらしいです。第三種は部屋の空気を機械で強制的に排気するので、その分だけ部屋の空気圧が下がります。すると相対的に気圧が高い部屋の外から部屋の中へと、隙間を通って空気が侵入します。
このバランスが適切だと、喫煙所のドアを開けても、喫煙室内の空気は外に出ていきにくくなります。排気量が足りないと、ドアを開けたときに煙や臭いが出てしまったりしますし、逆に多すぎるとドアが開けづらくなったり、隙間をたくさんの空気が通って風切り音がしたりします。

ただ、普通の家では空気の流れと風切り音に気をつければ良いと思います。風切り音のところ(ガラリを増やしたりとか)はトヨタホーム側でやってくれますし、トイレなどにはピュア24セントラル以外の換気扇が最初からついています。(第三種換気ですね)

 

ピュア24セントラルは第一種換気です。安価な換気システムとしてピュア24も用意されていますが、こちらは第三種のようです。ピュア24は熱交換しないシンプルな換気システムです。

 

続きます。