こんにちは。
東京渋谷の英語対応行政書士フェローズです。
猛暑はいつまで続くのでしょう。そろそろ落ち着いてくれるといいですね。
最近日系人の方、とくに日本人の父母をもつ日系二世の方から、今後は日本で暮らしたいのでビザを取得したいというお問い合わせが増えてきました。
皆さん日本は安全、清潔、便利とおっしゃるので、ゆったりと老後を過ごす場所として魅力的なのかもしれません。
そこで必要になるビザ(在留資格)ですが、就職先がなく日本人と結婚もしていない日系二世の方が検討できるビザとして、「日本人の配偶者等(日本人の実子(特別養子))」があげられます。
ご本人は日系人だから簡単にビザが取れると思っていらっしゃることがほとんどですが、案外そうでもなく就労系や配偶者のビザより書類の準備が大変で、ハードルが高めな印象です。
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昨年結婚されてビザのお手伝いをさせていただいたお客様。
更新のためにお会いすると、赤ちゃんが誕生されたそうです!
おめでとうございます
ご結婚前から何度も来所してくださって仕事やビザの相談をされていたので、素晴らしいお相手と結婚されたときも幸せをおすそ分けしていただきました。
今年の更新でご家族が増えているとは本当に素敵なサプライズでした。
弊所からもささやかなお祝いをお贈りしました。
お子様がお健やかにご成長されますように
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(記事つづき)
「日本人の配偶者等(日本人の実子(特別養子))」を申請するときの必要書類は他のビザより少なめですが、親の戸籍謄本の提出がネックになることがほとんどです。
日系人の場合親御さんも長期間海外にお住まいのことが多く、またご高齢になられていて、本籍地がどこなのか不確かな場合や戸籍謄本が手書きだった時代のままで情報が更新されていないケースなど、申請を希望されるご本人にも戸籍謄本を取得することが困難な場合が多かったりするのです。
また、申請にあたり日本に住む親戚(6親等内の血族、配偶者、3親等内の姻族)のどなたかが身元保証人になることも必要になりますが、ご年齢のため引き受けが難しいこともあります。
まずは書類(戸籍謄本など)の取得が可能か、そして身元保証を引き受けてくれる方がいらっしゃるかについても下調べをしておくと準備がスムーズになると思います。
(ご注意)上記の在留資格、必要書類等はブログ記事のため要点のみ記述しています。上記以外にも要件や必要提出書類がございます。実際に申請される際は入国管理局や専門家にご相談いただくようお願いいたします。
※本文中の「ビザ」とは、正しくは日本に中長期在留する外国人の「在留資格」のことを指していますが、 わかりやすく表現するためにビザという言葉を用いています。