海馬。 | mellow diary

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相変わらず訳の分からないこと言ってます

先日友人から一冊の本をいただいた
本をいただくというのは素敵なやりとりだなと思う
「海馬」というタイトルのその本は
-脳は30歳を過ぎてから爆発的に良くなる-
という希望に満ちたコピーを掲げた
脳と記憶について脳科学者池谷裕二と糸井重里が対談した内容を収めたものである

いただきものの本は読まないと失礼だし
他人がどういう本を選び読んでいるのかというのは興味深いところであるから
頂き物の本はこれまでもきちっと読んでいる
まだはじめの方を読んだだけだがなかなか面白い内容だ

頭のいい人というと
勉強ができて知識豊富な人を先ず思い浮かべるけれど
頭のいい=脳を活発に働かせている
とするならば
一流のスポーツ選手なんかは
その身体を精密に動かそうとする事に脳を働かせる
ガリ勉=頭のいい
というのはそうではないというのがこの本の切り口でもある

とはいえ
脳というものは
いまだ解明されない部分が殆どらしくて
しかも細胞とかのレベルの話になると宇宙の話と同じくらい掴みきれない
でもこうしてキーを叩くときも寝るときも食べるときも脳は働いていて
目で見える映像も手で触れる感覚も全部脳で処理されている事なのかと思うと
なんという神秘

しかし全く未知の領域の話は面白い
これでまた脳に刺激も与えられるというものだ