大竹伸朗の情熱大陸を見たのは昨日
以前雑誌「ART iT」での特集を見ていたが
やはり人柄を見るとイメージは一変する
彼の制作に対しての考えは
かつての僕が掲げてたしょーもない哲学とは真逆で
それは憧れる程に衝動的でエネルギーに満ち溢れていた
ぶっきらぼうに思うことを吐き出すその姿は
生々しくてリアリティがあった
僕が会ったことのある著名な芸術家は
みな一様に人間味に溢れている
そんなことは当たり前だけど
なんていうか
人としての温度がある
熱くなったり冷めきったりする
そんな芸術家を
人は偏屈だとか変人だとか言うのだろうか
僕の知る芸術家は皆
ナーバスで奥深くて人の心に敏感だ
世間様のご機嫌を伺ってばかりの政治家は
不透明で見えないで部分が多すぎる
その癖に人として薄っぺらい
芸術家はアウトローに生きなければならないと
かつて僕の先生は言ったが
ただアウトローに向かって行ったワケではないと思う
大竹伸朗も同様に
自分が信じられるものを辿っていったら
そこがそうだっただけなのだ