自然と暮らすという事は
難しい事ではないと思う
ましてや自然を避けて生きるという事は出来ない
たとえ東京のど真ん中に住んでいたとしても
そこに雨は降るし地震も起こる
ただ自然と暮らしているという意識は薄いかも知れない
季節も感じにくいし
土の匂いや鳥の声に触れる事も少ないだろう
自然災害は
自然と生きているという事を再認識させられる
それも最も知らされたくない形で
多くの命が失われるのならば
尚の事それを肝に銘じておくべきかと感じる
対策や対応の是非というよりも
生き物は自然の中で生きているもので
その中で生があり死があるのだと
でもそこまで言ってしまうと
失われた命が浮かばれない事になってしまうのだろうか
記録的豪雨で
近所でも小さな土砂崩れがあった
一晩強く降り続いた雨は恐怖すら感じた
自然災害の中で
人は無力さを感じ
またそこから這い上がる生命力を感じる
一度土砂が崩れた場所は
コンクリートでいかにも頑丈に固めてしまう
まるで自然に刃向かうようにも見てとれる
土砂が崩れたとしても
草木はそこからまた生えるし
川はまた流れを作る
誰にとってそれが災害なのかといえば
人にとってしかないのだなと
ついそんなことを思ってしまったりする