天才と怪物。 | mellow diary

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相変わらず訳の分からないこと言ってます

僕は朝にテレビを見ない
見入って遅刻してしまうからだ
でも今日横目でつい見てしまった

画面には松坂とイチローの対決が映った

僕はどちらの選手も好きだ
かなり好きな方だ
ふたりともまぎれも無くプロフェッショナルで
偏屈な人間だと思う
けれど道を極める物は偏屈でなければならないというのが
僕の中での定説だ

僕が野球に打ち込んでいた頃に
突然現れスターダムにのし上がったイチローは
型外れでバッティングの基本を覆した
真似をする高校生も多かったろうし
プロの選手までもが真似をした(当時阪神の坪井とかね)
でもイチローは常に変化してた
あれだけの成績をほぼ維持していた事がその現れだし
昔と今のイチローではフォームも体格も顔も全然違う
一言で「天才」というが
イチローは勉強家で研究熱心なのだと思う

松坂は僕よりもふたつ下の学年になる
その年代は野球をやってなくても「松坂世代」なんて称される
けれど事実松坂世代のプロ選手は多く
その中でもやっぱり松坂は先頭に立っていたと思う
あれだけ「怪物」と言われる所以は
高校時代から球速150キロの豪腕だったからだけではない
大きな意味ですべてを飲み込むからだ
松坂はただ速い球を投げたがるピッチャーではない
プロのピッチャーとしてゲームを作り
チームに貢献するという役割を心得ている
だから球種も沢山持っているし
先発ピッチャーらしい投球フォームをしている(あくまで僕視点)と思う
マウンド上では絶対に表情を変えないことも大切な事だ
松坂が投げると試合が松坂の物になるような
そんな度胸と度量がある
松坂は総合的に見て素晴らしいピッチャーになったと思う

二人が居る限り野球に魅力を感じる子供は絶えないと思う
僕も球場に行って子供に戻って野球を見たい