テレビのインタヴューをうけた
お店が開店して以来
地方情報誌からの取材の依頼が続いた
それはこちらから掲載を頼んだものはひとつもなく
皆先方が何かの形で家の店の存在を知り取材に来られるというケースばかりだった
地方ケーブルテレビの取材が来たときもあったが
今回は某民放テレビ局からとある番組の取材として
金曜日から明後日火曜日までお店とオーナー夫婦に密着取材を行っている
テレビというのはひとつの番組を作るのに
想像以上の労力と時間を費やすものなのだなと感心した
30分番組のために金曜の午後からほぼ付きっ切りの取材となっている
膨大な映像の中からたった30分に切り繋いで仕上げるのは相当な作業だろうなと思う
当然切り取られる映像の方が多くなるのだろうから
僕のインタヴュー映像が使われるかどうかも怪しいのだ
けれど店の取材として一応改装から共に店を作り上げた者として
人生初めてのテレビ取材を経験
昼過ぎのピークを過ぎたころで顔のテカリを気にしながらも
カメラと眩しい照明を当てられた
質問に答えていくだけだったけれど
自分ではおかしな言葉になっていないかと気にしながら喋った
終わってからディレクターの方が「使います!」と言い切っていたけれど
使われたらそれはそれで恥ずかしいなと思う
僕のインタヴューはさておき
とにかく取材の絶えないこの店を僕はとても誇らしく思う
店のコンセプトや夫婦の開店までの道程
本当に手作りの店は取材するにはもってこいの素材が沢山詰まっている
だからこそ頼まずとも向こうから話がやってくるのだなと思う
今日友人がランチを食べに訪れてくれた際に
「良い店で働けてよかったなぁ!」と言ってくれた言葉を
今日のオーナー夫妻ふたりのインタヴュー撮影を横で見ながら
思いだして噛み締めていた