なんで物事はこんなにもうまくいかへんねやろ
と思うことがある
たぶんそんなん誰にでもある
ずっと昔から
だいたい中学生ぐらいの時から
何かに対する憧れっていうものがあった
少しずつ自分の将来みたいなものを考え出して
漠然とこんな風になりたいと思う未来があった
その気持ちは何もかもを擲って捧げるようなモノに出会えることを望み
結果僕は未だにどうしようもなく夢中になるモノには出会えずにここまで来た
そしてその結果を至極当然のように受けとめた
僕の心を全てかっさらっていくようなヒーローは
どこを探しても居なかったし
良くも悪くも熱しやすく冷めにくい僕は
目新しいものには何にでも興味が湧いたが
その興味は僕よりもはるかに熱狂的な人間の姿を知るや否や
あっさりと線を跨がずにそこで居座ってしまうという
慢性的なとても悪い癖を覚えさせた
何かひとつに熱中できることに憧れて
それでいて色んな事に心を移ろわせた
誰かに強く引っ張って欲しいと思う気持ちもあった
そんな人との出会いが今まで無かったわけではないと思う
けれど
誰も親切に人様のために引っ張ってくれるようなことはないし
のし上がりたいヤツは自力でのし上がれというのが
どの世界でも鉄則なわけだ
しかもどの面さげてかこの僕は付き添うような事が苦手で
いっちょまえに我だけは強い厄介者だったおかげで
ひょいひょいと誰かについていくようなことは出来なかった
結局の所自分で動き出す情熱が無かった
何もかもに対して
今日ROCKIN' ON JAPANのくるりのインタビュー読んで
くるりの10年間をアルバム通して振り返るのを読んで
そうやって10年間の作品が残ってて
その時の思いとか苦渋とか情熱とか押し込めたモノが
過去10年も残っててそれについて振り返られることがめっちゃ羨ましかった
音楽だけに夢中になれた人をめっちゃ羨ましく思えた
なんでもよかってん
音楽でもよかったし野球でも良かったと思う
これしかないねんと思える人間になりたかったんやけど
それもこれも全部自分の選択やから
別に今の状況を後悔してたりはないんやけど
やっぱりせっかく一番時間かけてやってきてんから
僕は作品つくらなあかんねやなと思えてきた
今度京都でやるアートフェスティバルっていうヤツにも
ちゃんと新作出して「これどうやねん?」って気持ちださなあかん
そう思った
ああ長・・・