鞄の中で弁当から汁がこぼれて
電車の中でずっとおかず臭が漂っていた
周りの人すいませんでした
汁が出るようなおかずを入れた覚えはなかったのです
幸いFREITAGは汁の染みない生地なので
拭き取れば大丈夫だった
FREITAGは「金曜日」という意味の言葉(スイス語?)だと今日知った
個展にとある彫刻家が訪れた
僕が彫刻家と呼ばれる人間の中で注目していたその人だった
去年末にあった本人曰く「最後の個展」以来
その人は発表をしないと明言した
確かに歳は70ぐらいだったはずだから引退と言っても不思議はないが
本人は「昔から彫刻を作らずして彫刻家で居たかった」と言っていたし
「表現したいことが若いころと同じ所に戻ってきて一周した」とも言っていた
その意味は深い
僕はその人の考え方がとても好きだった
そんな人に作品を見て貰うのはとても緊張した
どんな痛い所をつかれるかドキドキした
「色を付けたことで強さが抜けている気がして残念だ」
「展示をもう少し変えてみても良かったんではないか」
という2点が気になる点だと言われた
それは静かな物腰で素直な感想を述べられているような感じで
好感のある話し方だった
おそらくその方は若い作家と話すのが好きなのだと思う
作品や文章からは奇人としか読みとれないような作風でも
実際はそんな人の方が返ってまともなのだろう
意見を言ってもらえたことはしっかりと時間をかけて熟慮しようと思う
顔を覚えてもらえていたことは嬉しかった