大学の終わりは早い
卒業式は3月
けれど実質授業は1月中に終わる
今はその授業最終の時期で
制作に追われる学生達で実習場は活気づく
焦る者戸惑う者落ち着きを払う者
皆それぞれ満足感や不満足感なんかを抱いて
自作品に向かう
僕は院生の面倒を見る立場なので
学部生の方には直接関わらないのだけど
ほぼ同じ場所で作業する学部生を
気にならないわけはない
そんな姿を見るといつも自分と重ね合わせて見てしまう
4年の時の僕はまだまだ未熟だった(今でもそうだ)
3年生と4年生の違いが明確になるのが
ちょうど今の時期だ
4年生は卒業制作に追われ
自分らの4年間の集大成をそこに詰めようとする
3年生はまだまだ課題も未完成が多いし
制作に専念する意志も弱い
4年生はこの冬で少し顔つきが変わる
皆少しだけアーティストの顔になるような気がする
そんな今が
この世界に真っ向から向き合う入り口で
その事に気付かずに道を違えていく卒業生は多い
みな可能性に満ちているのに
でもそれぞれの意志や事情があることも確かで
一概に続けることを押しつけるのは出来ない
自分自身が院で多くを学んだと思っている分
自分に諦めを付けるぐらいなら
進学をした方が良いと僕は思う
続けるか辞めるか
僕自身にもその決断は多分この先何度も訪れるだろう
そのふるいに落ちるのか残るのか
先を歩く人たちは皆残った人たちなら
「ようし残ってやろう」と思ったり
そんな決断の時のことは考えないようにしようとしたり・・・